EXECUTIVE BLOG
2024.1.3
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日は 初夢で一富士二鷹三茄子を見ると縁起が良いと言う話でした。
そして この言葉が縁起が良いと言われている背景に 徳川家康が好んだからと
言うのが由来だといわれています。
他にも 東京都文京区本駒込にある、駒込富士神社が由来だと言う説もあります。
これは、この神社が富士塚の上にあり 更に周辺に鷹匠屋敷があり
駒込茄子が名産物であった事に由来するとも言われています。
いずれにしても 江戸の人にとって富士山は神様の山と言う思いがあったのだと思います。
我々も 新幹線や飛行機から富士山が見えた時には 何か 縁起が良いなと感じてしまいます。
世間ではあまり知られていませんが
一富士二鷹三茄子、には 続きがあるのです。
それが
四扇五煙草六座頭なのです。
漢字が沢山で読み難いですが
実はこれらもまた、大変縁起が良い初夢の象徴として昔から愛されているものなのです。
読み方は 「しおうぎ ごたばこ ろくざとう」 です。
ちなみに 茄のあとに続く 四番目に扇が何故縁起が良いかと言いますと
扇が開くと末広がりの形だからと言われています。
で五番目のたばこ はと言いますと
今では煙草に対するイメージは、健康に良くなく どちらかと言うとマイナスのイメージです。
しかし
昔は、煙が上に立ちのぼることから縁起がいい象徴とされていたんです。
祈祷やお祭りに煙は欠かせないものだったのです。
時代劇などで煙草を吹かしている人が多いのも、実はこの縁起の良さに由来している部分が大きいみたいです。
で 6番目の 座当が 何故縁起が良いのかと言うと、
座当は江戸時代における盲人の方の階級の一つでした。
テレビや映画でも 座頭市を見た事はあるかと思います。
この階級に属する人たちはなんと皆髪の毛をぜんぶ剃り落としていたのです。
つまり、毛がない=怪我がない、とかけて、縁起がいい象徴としても扱われてきたのです。
しかし何故
一富士二鷹三茄子と その後に続く、四扇五煙草六座頭が セットで縁起が良いのかと言いますと
この二つは 微妙に相通じでいるのです、
まず 一番の富士と4番の扇は どちらも 末広がりの形が縁起の良いものの象徴となっていて子孫や商売などの繁栄を意味しているのです。
続いて 二番目の鷹と五番目の煙草ですが、
鷹も煙草のけむり、どちらも上昇しますよね。ですので、両方とも運気の上昇を意味しています。
最後に
三番目の茄子と六番目の座頭は
どちらにも毛がなくツルリとしていますね。
つまり
毛がない=怪我がない=家内安全・無病息災を意味しているのです
これまた両方共に同じ意味を持った縁起の良いものという事になります。
このように、後付で作られたようにも思える四扇五煙草六座頭ですが、
実はちゃんと一富士二鷹三茄子に合わせて作られたものだと言う事になります。
江戸の人は頓智があったのかと思ってしまいます。
頭が柔軟だったのでしょう、、、か??
徳川家康が好んだのが 一富士二鷹三茄子と言う事ですが
この徳川家に対して 恨みを持っていたあの藩の人達は
一風変わった 正月を迎えていました
そして それが 原動力となって250年後に アレが起きるのです、、、、
では どこの藩の何がアレを起こす原動力になったのか???
の話は?????
明日に続く、、、、。