EXECUTIVE BLOG
2024.6.6
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日は 弥助の話から黒人の話になりました
アメリカ映画では 黒人が主役を演じるなど 1950年代までは
あり得ない話でしたが それを破った俳優が
シドニーポワチエと言う俳優でした
かれの有名な作品は 夜の大走査線と言う映画でしたね、、。
これは、1967年アメリカ映画で、
人種差別の激しいアメリカ南部で起こった殺人事件に取り組む黒人刑事を巡るサスペンスドラマでした。
公民権運動が盛り上がっていた1960年代を描き、
第40回アカデミー賞の各部門を受賞したサスペンス映画だったのです。
米国南部に残る黒人差別という根深い問題と殺人事件を解くミステリーを見事に融合させた傑作と言われています。
『夜の大捜査線』は、言ってみれば「刑事もの」あるいは「犯罪もの」なのですが、
単純に刑事が殺人事件を解決するだけではなく、人種差別を非常にリアルに描いています。
アメリカで奴隷解放宣言が出されたのは1863年で今から約161年も前の話ですが、
その後もずっとアメリカの黒人たちは、いわれない差別を受け続けてきました。
1954年の「ブラウン事件判決」までは公立校で白人と黒人は隔離され、
黒人の選挙権を確保する公民権法が制定されたのは1957年でした。
1965年には白人からの経済的自立を説いた過激な活動家・マルコムXが暗殺され、
1968年には公民権運動の代表格であったキング牧師が暗殺された事は 私の
記憶にも残っています。
『夜の大捜査線』が作られた1967年というのは、そんな時代だったのです。
ただ これだけの 歴史的な映画であったのにも関わらず
この時は シドニーポワチエは アカデミー賞にはノミネートすらできてなかったそうです。
これを機会に 黒人の活躍の場も増えて来るのですが
アメリカの黒人の日本にたいする評価の話は
明日へと続く、、、。