EXECUTIVE BLOG
2025.2.27
高光産業株式会社
妹尾八郎。
福沢諭吉の「天は人の上に人を作らず」という言葉は、
日本の近代化において大きな影響を与えたものの一つである事は有名ですね、、。
この言葉は『学問のすゝめ』の冒頭に記されており
一見すると「すべての人は平等である」という理念を表しているように思われますが、
福沢諭吉がこの言葉を述べた意図は単なる平等主義とは異なっているのです。
福沢諭吉はこの言葉の後に
「しかしながら現実には身分の差がある」と述べ、
その違いは「学問をするかしないか」によるものであると続けているのです。
つまり、
「生まれつきの身分によって人の価値が決まるのではなく、
学問によって人は自らの地位を向上させることができる」
という考え方を示しているのです。
『学問のすゝめ』は、明治時代初期の日本において、
西洋の近代的な知識を広め、国民に学問の重要性を説くために書かれたものです。
封建制度が崩れ、新しい時代を迎えた日本において、
福沢は「人は学ぶことで自らの道を切り開くことができる」と考えたのです。
この考えは、
それまでの「身分制度によって人の価値が決まる」という固定観念を打破し、
「努力によって社会的地位を高めることができる」
という近代的な価値観を広めるものでした。
「天は人の上に人を作らず」という言葉は、単なる平等論ではなく、
「努力次第で誰もが成功できる」
という啓発のメッセージだったと言う事になるのです。
この福沢の思想は、現代社会においても重要な示唆を与えていると思います。
教育の重要性は福沢の時代と同じく、現代においても人の可能性を広げる鍵となっています。
また、生まれ持った環境に関わらず、
自らの努力によって未来を切り開くことができるという考え方は、
今の時代にも通じるものだと思います。
そして、
福沢が訴えた「機会の平等」は、現代社会においても重要なテーマとなっていると思います。しかし、現実には教育格差や経済格差が存在し、
それをどのように解決するかが今後の課題となりますね、、、、。
「天は人の上に人を作らず」という言葉は、単なる平等のスローガンではなく、
「学問を通じて誰もが自分の運命を切り開くことができる」
という福沢諭吉の信念を表しているのです。
この考え方は、個人の努力の重要性を説くとともに、
教育の機会をすべての人に提供することの大切さを示唆しています。
現代社会においても、
福沢の教えを生かし、自ら学び続ける姿勢を持つことが必要だとおもいます。
大村益次郎は軍事力で国力を高め 福沢諭吉が学問によって国力を高めたのでは
と思います。
彼等の力をもって 日本は繁栄をしていくのですが
昭和に入って 少し歯車が狂って 陸軍が力を持つことになります。
力を持つと派閥が出来ます 日本陸軍もそうでした、
それで あの事件が起きたのです、、、
その事件とは??????
明日に続く、、、、。