
EXECUTIVE BLOG
2026.7.12
高光産業株式会社
妹尾八郎です。
昨日は、七福神の一柱「福禄寿」の話しでした。
福禄寿は、
「福」「禄」「寿」という人生にとって大切な三つの宝を象徴する神様でした。
そして、本当の長寿とは、ただ年齢を重ねることではなく、
一日一日を感謝して積み重ねていくことだと教えてくださいました。
さて今日は、七福神の最後を飾る「寿老人」の話に進みます、、。
実は、
多くの方が福禄寿と寿老人を同じ神様だと思っておられます。
どちらも長い白いひげをたくわえ、杖を持ち、
穏やかな笑顔を浮かべています。
確かによく似ています。
しかし、この二人は別々の神様なのです。
寿老人のルーツは中国の道教にあります。
中国では、長寿と健康を授ける仙人として古くから信仰されてきました。
そのため、お姿のそばには、
長寿を象徴する鹿や鶴が描かれることがよくあります。
では、なぜ鹿なのでしょうか。
鹿は毎年角が生え変わります。
古い角を落とし、新しい角を育てる姿は、
「新しく生まれ変わる生命力」の象徴と考えられてきました。
また、中国では
「鹿」という字の読みが、「禄(ろく)」と同じ音であることから、
幸福や繁栄を招く縁起の良い動物ともされてきました。
だから寿老人は、鹿を従えているのです。
しかし、
寿老人が本当に伝えたいことは、
「長生きしてください」ということだけではありません。
人生には、誰にでも若い時代があります。
夢を追いかける時期。失敗を繰り返す時期。悩みながら前へ進む時期。
そして年齢を重ねるにつれ、経験が知恵へと変わっていきます。
寿老人が持つ杖は、ただ歩くための杖ではありません。
人生という長い道のりを、一歩一歩、誠実に歩んできた証なのです。
考えてみれば、私たちは未来を生きることはできません。
過去に戻ることもできません。
本当に生きられるのは、「今日」という一日だけです。
今日、誰かに感謝を伝える。
今日、誰かを励ます。
今日、自分にできる精一杯の仕事をする。
その一日が積み重なって、一週間になります。
一か月になります。
一年になります。
そして人生になります。
寿老人は、
「人生は特別な一日でできているのではない。
何気ない今日の積み重ねでできているのだよ」
と、静かに語りかけてくださっているようです。
現代は、何かと結果ばかりを求める時代です。
早く成功したい。
早く結果を出したい。
早く評価されたい。
しかし、
大きな木は一夜では育ちません。
立派な職人も、一日では生まれません。
人としての深みも、一朝一夕では身につきません。
焦らず、諦めず、誠実に積み重ねる。
それこそが、寿老人の教えなのではないでしょうか。
お寺や神社で寿老人のお姿を見かけたら、
ぜひ隣にいる鹿にも目を向けてみてください。
そこには、「昨日より今日、今日より明日へ」と、
少しずつ成長し続ける生命の力が表されています。
七福神シリーズも今日で終わりです、、、。
恵比寿様は、ご縁と感謝を。
大黒様は、働く喜びを。
毘沙門天は、努力と正義を。
弁財天は、才能を人のために生かすことを。
福禄寿は、一日一日を積み重ねる尊さを。
寿老人は、今日を大切に生きる心を。
布袋様は、笑顔と広い心を。
それぞれが、私たちに人生を豊かにする大切な教えを授けてくださっています。
七福神とは、福を与えてくださる神様というだけではありません。
「どのような心で生きれば、人生は豊かになるのか。」
その答えを、
それぞれの姿を通して教えてくださる人生の先生なのです。
どうぞ皆様も、お寺や神社で七福神に出会われた時には、
そのお姿だけでなく、
一柱一柱に込められた教えにも、静かに耳を傾けてみてください。
きっと今までとは違った景色が見え、日々の暮らしの中にも、
小さな幸せや感謝を見つけられるとおもいます、、。
明日からは何の話に進むのか????
は
お楽しみに、、、。