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社長&顧問ブログ

2023.3.12

山田錦

 

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは

日本酒の話から 瓶についているラベルの話でした。

 

そして そのラベルをよく見てみますと

お米の銘柄が 書いてあります。

 

お米というと「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」のような白ご飯で食べるお米を

想像しますし

このお米が一級品だから この米で お酒を造れば美味しいのではと思ってしまいます

 

しかし

よくラベルに書いてあるのは 「山田錦」 なのです。

 

山田錦とは日本酒の原材料であるお米の銘柄を指している事になります。

 

山田錦は日本酒を美味しく作るために開発された「酒造好適米 」なのだそうです。

 

基本的に食用米では日本酒は作らないそうですし、

酒米は白ご飯用としてスーパーに並ぶことはないようです。

 

山田錦は兵庫県で誕生した酒米だそうで、酒米の中で生産量がNo.1で

他の主要銘柄と比較してもその差は圧倒的なのです。

 

2009年からNo.1なので「酒米の王様」と言われています。

 

何故このお米の需要が高いのかと言いますと、

山田錦が日本酒作りに適した特徴を持っているからなのです。

 

山田錦は大粒であり、1000粒の重さが27〜28gくらいで

大粒であるほどお米を削る精米作業のときに割れにくくなるため、

高精米が必要となる吟醸酒に適した酒米という事が言えるのです。

 

ちなみに 食用米は 1000粒の重さの平均は 25グラムくらいです。

 

酒米の中心部にある白い部分を心白と言い、

心白無しに日本酒を作ることはできないのです。

という事は

心白発現率が大切だという事になるのですが

山田錦は70%の心白発現率を持つと言う優れた酒米という事が出来るのです。

 

また、えぐみの原因となるタンパク質の含有量が少なく

日本酒にしたときの味わいが最高になるのだそうです。

 

それで日本酒を作る上で優れた特徴を持つため山田錦は酒米の王様になる事になったのです。

 

参考までに 山田錦以外の酒米の 1000粒当たりの重さと言いますと

五百万石                 25.8g 美山錦       26.0g  雄町       27.3g

となっていますので

 

山田錦の方が優れていることが分かります。

 

しかし 食用米では 日本酒を作らないとは 知りませんでしたが

山田錦を食用米として 食したら 一体どんな味にあるのか?

興味がわきますね、

 

なんでも 興味を持つことが頭の体操だと常日頃言っている私としましては

可能であれば チャレンジしてみたいと思います。

 

では

この酒米の王様の山田錦は どこで作られているのでしょうか??

 

米どころと言われている 新潟方面でしょうか????

 

その話は、、

 

明日に続く、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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