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社長&顧問ブログ

2019.7.14

山笠最終編

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です。

 

いよいよ 明日は 山笠のフィナーレを迎えます

 

昨日書いたように 朝の459分スタートなんです

 

なぜ5時ではなく 459分かと言うのは 一番山笠が祝いめでたを唄うからと

言われていますが。

 

私的には この時間非常に興味深いものがあります。

 

山が櫛田神社に集まりだすのは夜中からです

それから 出発までの時間をじっと待っているのですが

 

まだ 空は真っ暗です。

 

いよいよ スタート10分前くらいになりますと

山笠の担ぎ手たちは真剣なまなざしになり ぐっと前を睨み

一番目のスタートを待ちます。

まだ空は真っ暗です

そして 大太鼓が鳴り響き どーっと

櫛田神社入りをして

そこで 一番山笠だけが許された 祝いめでたを唄います

唄い終わって 又 山笠を担ぐときには 空がうっすらと明るくなっているのです。

 

この絶妙のタイミング

本当に出発時点では、真っ暗なんですが

祝いめでたが終わることに薄明るくなっている

この朝の空の色がなんとも言えない美しさなんです。

昔の人はこの時間を知っていたのではと思ってしまいます。

 

 

さて

山笠には、西流・千代流・恵比寿流・土居流・大黒流・東流・中州流の7つの舁き山があります。

流とは、元々は町を束ねた組織の呼び方です。

安土桃山時代、豊臣秀吉による「太閤町割り」によって現在の博多の町と山笠は確立され、「流」と呼ばれるようになったそうです。

当時から、奇数の七は縁起が良いものとされ、流も七つと決められたそうなんです。

 

それから 博多でよく耳にする のぼせもん と言う言葉。

 

のぼせもんとは、博多弁で、夢中になるという意味で、山笠に夢中になる人を山のぼせとも言います。

山笠期間中は、博多の町全体が山のぼせ状態になります。

オフィスでは、さっきまでスーツを着ていた同僚が、仕事そっちぬけで法被を着て博多の町へ出ていった・・・・・・というのもよくある光景で、

舁き山が動く79日~15日までは、会社も早退や休みも大目に見てくれる所が多いのです。

小学生も舁き山に参加する男子は早退が認められているなど、子どもの頃からのぼせもん精神が浸透しているのですね。

 

さあ 明日の早朝459

楽しみです!

 

 

 

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