EXECUTIVE BLOG
2024.10.6
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは弁慶が義経の家来になる経緯の話しでした。
無茶苦茶強かった 弁慶が本当に義経にねじ伏せられたのか?疑問ですが
歴史では 一応そのようになっています。
で 話は 変わりますが
この弁慶が出て来る歌舞伎の演目で 勧進帳と言うのがあります
今日はその話に進みます。
歌舞伎での勧進帳は 今でも人気の題目ですが
どのような内容なのか??? についてです。
平安から鎌倉の世に移っていく頃、義経と弁慶はひっそりと東北へと歩を進めていました。
全国的に指名手配され、幕府の追っ手からなんとか逃げる毎日で、
見つかればただではすまなかったのです。
北陸の山を越えているその道中で、彼らの行く手を阻むのは、
避けては通れない関所だったのです。
これが 有名な石川県の安宅の関 です。
ここで 弁慶が義経を助ける為に何も書いてない白紙の巻物を 勧進帳だとして
噓読みするところが名場面なのですが、、
その前に 疑問に思う事がありますよね
義経は 源平合戦で源氏を勝利に導いたヒーローでした。
それが 何故 隠れるようにして弁慶と東北に逃げていくのか??
この辺が 頭がこんがらがる所です、、、。
いろいろ原因があるようなのですが
兄である頼朝が 力を付けて来た義経を危険と感じだし
自分の権力維持のためには 抹殺しなければ と考えたようなのですが
今であれば 考えにくい兄弟げんかと言う事になります。
しかし 将軍と言う 絶対権力を手にするためには 兄弟迄邪魔だったと言う事です。
とにかく こういう事もあり 義経は 家来の弁慶を連れて逃げていくと言う事になり
先に書いた 石川県の安宅の関で 義経ではとバレそうになる所を
弁慶が必死に嘘をついて そこから逃れる事が出来たのです
その場面が歌舞伎の勧進帳と言う事になるのです
で 勧進帳って一体何なのか?が分からなければ その芝居も意味を成しませんね
超簡単に言いますと
義経たちは山伏の格好をして関所を通ろうとしたのです
その時に弁慶が私たちは旅するお坊さんで、奈良の東大寺が焼けたので
その復興のために、全国から寄付金を集めて回ってるところなんだと
言って関所を通ろうとしたのです
しかし関所の役人はは、そう簡単には通してくれません。
そこで役人が
本当に寄付金募ってるお坊さんだったら勧進帳を持っているはずなので
ここで読み上げてみろ と命じたのです。
勧進帳というのは、人々に寄付をお願いするために、
その募金の趣旨や用途・目的などを記した書物のことを指すのですが、
もし読めなかったら 嘘がバレてしまいます
もちろん弁慶たちの山伏姿はただのコスプレなので、勧進帳なんて持っていません。
このウソがバレれば、義経たち一行は不審人物としてすぐさま捕えられてしまうのです。
その時に
しかし弁慶はまったく慌てることなく、懐から巻物を取り出しました。
そこで まことしやかに読み上げるのですが
それだけでは 疑いが晴れず
荷物持ちの格好をしていたのが義経だとバレかけたのです。
それに気づいた弁慶は 本当は義経なのですが その荷物持ちの男を
ボコボコに殴りつけたのです
役人はそれを 見て まさか家来が主君をボコボコにはしないだろうと言うことで
彼らを関所を通したのです。
これが 勧進帳の簡単な粗筋です。
これも実話かどうかは 私は分かりませんが
これで 一行は奥州に向かう事が出来たのです。
なかなか 武蔵ネタから離れられませんが
一気に話は飛ばして 義経がその後どうなったのか?
かれは 世界的に有名な アノ人になったのでは???? と言う噂あります。
そんな馬鹿なと思う内容は???
明日に続く、、。