EXECUTIVE BLOG
2021.6.14
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは コンテンツの重要性の話でした
ディズニーランドは充実したコンテンツが満載ですから
リーピーターが多いのですね。
と言う話から
コンテンツと言えば ホームページだという事になり
そのホームページに沢山の人が何回も訪れるような
コンテンツがあればビジネスも上手く行くのではと思い
私達中小企業の多くも IT時代に入って ホームページの
作成をしたのではと思います。
2000年頃のテレビCMで
田舎の酒蔵さんがホームページを制作したところ
パリのレストランから注文が入ったと言う内容でした。
それを 最初見た時には ホームページを作ればどんどん注文が来るのだと
思ったものでした。
そして 地元のIT会社が開催するホームページ制作の説明会に参加したことがあったのですが
朝昼晩で色が変わりますとか ここの部分が動くのですよとかの話を聞いた時には
それまで そんなものを見た事もない私としては 衝撃でした。
それまで会社案内と言えば 無機質な紙で出来たものでしたから
これさえあれば 世界中の人にも見てもらえるのだと興奮したのを覚えています。
そこで 当時としては 多額のコストをかけて制作して さあ これから
どんどん問い合わせが入るのだと期待をしていたところ
待てど暮らせど 一軒も問い合わせなど来なかったのです
それで 又制作会社に連絡をすると やれデザインを変えましょうとか 写真を多くアップしましょうとか言われ
言われるままに 又コストをかけて待っていると それでも全く反応が無かったのです。
それで 又相談すると 今度は SEO対策が必要ですよとか
当時まったくのIT音痴だった私としては 一体それが何なのか分からないまま
またそこに資金をつぎ込んだいったのです
その結果どうなったのか??
それでも 全く状況は変わらずでした。
HPが出来た時には ワクワクしていたのに 急激に冷めてしまったのです。
そして
トドメが 先日から書いている お得意様からの言葉でした。
我々B向を対象としているビジネスは 一般消費者の方が見てもあまり意味が無く
大規模な物流を必要としている企業向けなので
そこの担当者が見て理解できて問い合わせが来るようなサイトを作らなければ
ならないのです
そうなりますと
サイトの中身は 物流センターの位置図や 規模が分かり 又 配送網がどうなっているかを中心にアップせざるを得ないのです。
ですから これらの事を分かりやすく サイト上に掲載してたにも関わらず
お得意様からは
「そんなの見てないよ」 と言われてしまったのです。
それはそうで いちいち 自分からサイトを探してみなくても 毎日の様に業者が
営業に訪れてきて 詳細な説明をするのですから サイトを見る必要などないのです。
見なくてもそれ以上の説明を物流業者がしてくれるのですから
そんな事も理解しないまま 高いコストかけてサイト制作をしてしまって
一体これは何だったのだろうと思ってしまいます。
そして 追い打ちをかけるような事態が起きるのです。
このサイトを見ましたと言ってガンガン電話がかかってくるのです。
一体これはどういう事? と思ってしまいますが これらの電話からは一切売り上げは
生まれないのです
そうです これらの電話は全て営業電話だったのです
その殆どが 物流機器の提案 リフト購入のお願い 人材の紹介 自販機の設置の営業ばかりだったのです
これらの方々に
「なんで 新規物流センターが出来たのをこんなにすぐに知ってるの?」と
質問したところ
皆 声をそろえていうのは
「御社のホームページを拝見させて頂きました!」でした。
もうお分かりかと思いますが 折角お得意様の為に作ったと思っていたホームページは
営業に来させるために必死でコストかけて制作していた事に気づいたのでした。
これでは意味がありませんね
本当に見てもらいたい人が何度も訪れるサイトを構築しなければ意味がないのです。
普通はここで諦めますが
これを解決した ビジネスモデルを考案することになるのです
そして これが私自身最初の特許取得となるのですが
その仕組みとは???
それは
明日に続く、、、。