EXECUTIVE BLOG
2020.6.12
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
無機質な建築物にも
一つ一つに物語があるのだと言う事
そして 素晴らしいデザインの建物も 評価されるのは
設計士や建築家であって そもそも発注した施主の思いは
どれほど伝わっているのかが疑問であると言う内容の
話でした。
私の敬愛する設計士さんは 建物を設計する前に
とことん 施主様と話をして その建築に至るまでの思いや
これからの発展などを話あってから 設計をされているのです。
こんな素晴らしい内容を
世の中に残す必要がありますよ と 提案させて頂いたところ
数十年前に設計した高校の話になり
早速 その高校へ出向き 現状どうなっているのか?
最初の設計した時の皆の思いは 今の高校に伝わっているかを
取材に行こうと言うことにあり
今私と ビジネスを一緒にしているYさん 彼は映像を撮ることをビジネスにしているのですが
記念映像を撮ろうと言うことになり
早速高校へ出向くことになったのです。
今の校長は 当然ですが代替わりをしており 19代目校長だとのことでしたが
我々の到着を待っておられ 校長及び学校関係者に この学校の建築に至るまでの
話を 設計士からお話をされたのでした。
もちろん 今の学校関係者は出来上がった建物しか知りませんので
何故 校舎がこのような配置になているのか 先生と生徒たちが触れ合いやすい
環境だなとは感じていたそうなんです。
また 学年ごとの交流の場や 遠くから眺めると そこには当時流行していた
カセットデッキを模した窓など
色々なところに工夫がされていることを聞かさせれて 感動を新たにされていました。
このように 建物には色々な方の思いが詰め込まれているのです。
これを もっと簡単に知りたいとの思いから
定礎板に QRコードのようなものが一緒についていれば
それを読み込むことで 施主さんと設計士さんの対談などを見ることができれば
昨日書いたように 大きな都市と言う美術館の中で 建築物を楽しむことができると
思ったのです。
そして この話を 数人の施主の経験がある方々に話したところ
それは 素晴らしいアイデアだと 建築物が出来上がって 建設会社から建物の
模型を頂くだけでも嬉しかったが それだけでは子孫に自分の思いは伝わらない
DVDやデータで残すことで 数十年後の子孫や後人たちが この建物を
見ることで 当時の自分の思いや伝統技術を残すことができるならば 是非お願いしたかったと言われたのです。
今回の私の敬愛する設計士の先生の様に 施主の思いをお聞きして魂を入れ込む感じで
設計していく姿を見て
「建物に息吹入れ込む設計士」 と私は感じたのです。
これからも沢山の建築物が出来て行くと思います
建物の数だけ芸術品が出来上がって行くのです
魂の籠った建築物を見て行きたいと思うのでした。
この学校での取材の様子はこちらからご覧いただけます。