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社長&顧問ブログ

2020.9.8

戦争責任はペリー??

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは

色々な事に興味を持つことが楽しいという話から

 

ペリーの黒船の話に逸れたり

何故 それが黒色なのか?

それは コールタールを塗っていたからと言う話から

山極教授の話に飛んだりと

だんだん まとまらなくなりましたが

 

話を 少しづつもとに戻さなければなりません

一体いつになったら 情報協同組合の話に戻れるのか??

 

 

ペリーが フィルモア大統領の親書をもって 日本に開国を迫る

話でしたが

 

親書と言う事はよく聞きますが 中身に何が書いてあるかをご存知の方は

少ないと思います

 

その中身の一部を紹介しますと

 

「ペリー提督には、皇帝陛下にもう一項を申し述べるよう命じてある。我が国の多くの船が毎年カリフォルニアから支那に向けて航海し、非常に多くの我が国民が日本近海で捕鯨を行っている。悪天候下には時として、そんな船が貴帝国の海岸に漂着する事がある。そんな時には必ず、別船を派遣し帰国させるまで、不幸な我が国民が親切に待遇され、その財産が保護されることを願いかつ望んでいる。本件は非常に重要な事項である。

 

ペリー提督は私から、皇帝陛下に次に述べる事柄を説明すべく命じられている。日本には豊富な石炭と食料があると理解している。我が蒸気船は広い太平洋横断で大量の石炭を消費するが、全てはるばるアメリカから持って行く事は不便である。我が蒸気船や帆船が日本に寄港し、石炭、必需品、水の供給を許可されることを望む。彼らは現金か貴国の人が望むもので対価を支払うが、皇帝陛下には、日本の南部に我が船舶がこの目的で寄港出来る適当な一港を指定していただきたい。我々はこれを非常に望んでいる。

 

以上、友好、貿易、石炭と必需品の供給、遭難者の保護、これらだけが、私が強力な艦隊と共にペリー提督を皇帝陛下の名高い首府・江戸に向け派遣した目的である。」

 

簡単に言いますと先日書きましたように

捕鯨船が悪天候の時に日本に寄港するから大事に扱え

そして 帰る時は 必要なモノを寄越せ

 

と言う感じの内容です。

 

見方によっては 自分勝手な言い分ですよね

 

それまで 幸せに 鎖国を続けていたのに 自分の為に開国を迫ったと言われても仕方が無いような感じです。

 

この話には 後日談があり

 

それこそ 戦後 極東軍事裁判が行われるときに

連合国検察団が 陸軍の切れ者と言われ軍事の天才と言われた

石原莞爾元陸軍中将に対して

「今回の戦争責任は 誰にあると思うか?」 と質問されたのです。

 

勿論検察団は 東条英機元首相をはじめとする 陸軍中枢の軍人の名を質そうとしたのですが

 

なんと

石原は 

「今回の戦争に責任は ペリーにある!」 と答えたのです・

 

これを 聞いた検察団は何を言いだすのか? と

100年近く前の人間を戦争責任者と言い出すことに呆れていたのですが

 

石原曰く

そもそも 平和国家日本に対して 無理やり開国させたペリーが悪いと

言い出したのです。

 

勿論 これには 色々ありますが

 

植民地政策を含めて平和な国に教えたのは欧米だと言いたかったのでしょう。

 

石原莞爾については 又の機会に書かせて頂きますが

 

歴史をみると色々興味深い事がありますね

 

その後 ペリーは 八丈島は米国の領土だとまで言い出すのです

 

そんな馬鹿な と思うでしょうが

 

 

あったのです

 

この話を含めて

 

続きは

 

またまた明日へ、、。

 

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