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社長&顧問ブログ

2024.8.21

捕鯨船寄港地

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは ペリーが黒船4隻で日本に開国を迫りに来たと言う話でした。

 

1853年、もともとメキシコの領土だったカリフォルニアをアメリカが奪いました。

いままで西にずっと進攻し続けていたアメリカでしたが、

これでやっと、西海岸に着くことができたのです。

そして

次に、何をしようとするかというと、

太平洋の先にある中国、つまり清との貿易を視野に入れるようになります。

ほかには、捕鯨のことを考えるようになります。

いまでこそ、日本がさんざん非難されていますが、

その頃鯨をもっとも多く捕っていたのはアメリカでしたね。

鯨はたくさんの油脂分を持っていたので、それを目的に捕獲していました。

そのため、捕鯨船団の寄港地を探していて、

アメリカが目をつけたのが、日本だったのです。

 

なので、どちらかというと、

日本とは貿易を盛んにおこなおうとするより、

捕鯨船の寄港地としての役割がメインでした。

このとき、司令官のペリーはフィルモア大統領の国書を持ってきていて、

それを日本の将軍に渡すことを請け負っていました。

ちなみに国書は、

一度受け取ってしまうと、相手の要求をのんだことになってしまうのです。

 

相手の言っていることを受け入れて、話し合いのテーブルにつきます、

という意思表示になるのです。

なので、本当は国書はそうやすやすと受け取るべきものではないのですが、

ペリーがあまりにも高圧的だったため、国書をつい受け取ってしまったのです。

幕府側も、鎖国をしていましたので国際的な慣習については、疎い部分があったのでしょう。

国書を渡したペリーは、一年後に答えを聞きにくると言い残してアメリカに去っていきますが、

 

問題はこのあとでした。

そこで 幕府が行った行為が 幕府を終わらせることになる事になるのです。

 

そして 先日からの続きの 文明開化へと繋がるのですが

 

その前に 昨日の続きで 当時の江戸幕府は 米国の政治体制など学んでいません

しかし 一番偉いと言われている人が プレジデントだと言う事は なんとなくわかりました。

 

今では プレジデントは大統領だろと言う事は常識で分かりますが

当時はそんな常識は日本にはありません

 

誰が一番偉いか? は まず朝廷だと言う事と 実質国を治めているのは

将軍なのです。

 

日本では 天皇家もですが 将軍家も代々続く家柄です。

 

いきなり 農民が日本の頂点になるなんてあり得ない時代です。

 

しかし アメリカでは 選挙と言う制度でプレジデントが選ばれます。

一般人が天下を治める事が可能だなんて事は 多分理解不能だったと思います。

 

その理解不能の中 プレジデントをどのように訳すのか???

 

分かるわけないですね

 

将軍かと言えばそうではないし 一族の長だから 酋長なのか???

しかし これもどうも違う

何せ 平民の中から選ばれるのですから、、、、

 

そうなると どのように訳せば良いのか??

 

おやじでも ないし 大将 でもないし

 

江戸で 偉い人はだれだ??? と思いを巡らせます

 

それは???

の話は

明日へ続く、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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