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社長&顧問ブログ

2026.2.10

教育勅語

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは 教育勅語制定に関わった人の話しでした。

 

今日は その教育勅語の中身についての話に進みます、、。

 

教育勅語は、明治23年(1890年)に発布され、

国として「人はどう生きるべきか」「子どもたちをどのような人間に育てたいのか」

を示した文章です。

 

条文形式の法律ではなく、

天皇が国民に語りかける形で書かれています。

 

そのため文章は漢文調ですが、内容そのものは、

当時の日本人が大切にしてきた生活道徳をまとめたものと言えます。

 

まず冒頭で語られるのは、

「日本という国は、祖先から大切に受け継がれてきた国である」という認識です。

国が続いてきたのは、偶然ではなく、代々の人々が努力し、徳を積み、

社会を保ってきた結果である、という前提が示されます。

 

ここで言う「国」とは、単に政治の仕組みだけではなく、

人々の暮らしや価値観を含んだ共同体全体を指しています。

 

次に示されるのが、家庭の中での基本的な姿勢です。

親を大切にし、兄弟姉妹と仲良くし、夫婦は助け合い、友人とは信頼し合うこと。

これは特別な理想論ではなく、

日常生活の中で誰もが経験する人間関係の基本です。

教育勅語では、社会の安定は、

まず家庭が穏やかであることから始まると考えています。

 

そのうえで、「自分の行いを正しく保つこと」の大切さが語られます。

嘘をつかない、ずるをしない、感情に流されて軽率な行動を取らない。

自分を律し、誠実に生きることが、人としての信頼につながるとされています。

 

ここでは、能力や地位よりも、人柄や態度が重視されています。

 

続いて、「学ぶこと」の意味が述べられます。

教育勅語における学問は、単に知識を増やすことではありません。

学ぶことで物事を正しく判断できるようになり、

社会の役に立つ人間になることが目的です。

知識は自分のためだけでなく、周囲の人々の助けとなるために使うものだ、

という考え方が示されています。

 

さらに、公共のために尽くす姿勢が説かれます。

社会には多くの人が関わって成り立っており、

自分一人の都合だけで動くことはできません。

法律や規則を守り、地域や国のために力を尽くすことが、

結果として自分自身の生活を守ることにつながる、という考えです。

 

ここで言う「国に尽くす」とは、戦争や政治に限らず、

日々の仕事や役割を誠実に果たすことも含まれています。

 

そして、有事の際の覚悟について触れられます。

国や社会が大きな困難に直面したときには、私利私欲を優先せず、

正しいと思う道を選ぶ勇気が必要である、と説かれます。

ただし、

これは無謀な自己犠牲を勧めるものではなく、

「自分さえよければよい」という考えを戒める意味合いが強い部分です。

 

教育勅語の終盤では、

これらの徳目は特別な人だけのものではなく、誰もが日常の中で実践できるものである、

とまとめられます。

そして、

こうした生き方を積み重ねることが、

家庭を整え、社会を安定させ、国全体を健やかに保つことにつながる、

と締めくくられています。

 

教育勅語は、時代背景から政治的に評価が分かれる文書でもあります。

しかし中身を冷静に読むと、

書かれている多くは、

親切、誠実、責任、学び、助け合いといった、人間社会に普遍的な価値です。

 

重要なのは、

文章を絶対視することでも、全否定することでもなく、

「何が書かれているのか」を正確に理解し、現代の生活に照らして考えることです。

 

教育勅語は、明治という大きな変化の時代に、

「人の道を見失わないための指針」としてまとめられた文章でした。

その中身を丁寧に読むことは、過去を知るだけでなく、

今の私たちの生き方を見直すきっかけにもなるのだと思います。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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