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社長&顧問ブログ

2025.9.16

敬老の日

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは 戦前の一族の話しでした

この話にも続きたかったのですが、

 

昨日は敬老の日でした、

常に言っていますが 当たり前の事を当たり前と考えるのではなく

なぜ 9月15日が敬老の日で 祝日になったのか?? を

考えてみたいと思います、、、。

 

 

今日はこの話に進みます、、、、。

 

敬老の日という祝日は私たちにとって当たり前のように存在していますが、

その由来や意味をあまり深く考えたことがない方も多いのではないでしょうか。

 

9月15日がかつて敬老の日とされていたのには理由があり、

その始まりには一つの村の小さな取り組みがありました。

 

戦後間もない1947年、

兵庫県多可郡野間谷村という村で村長を務めていた門脇政夫氏が

「老人を大切にし、その知恵を生かして村づくりをしていこう」と考えました。

 

そして9月15日を「としよりの日」と定め、

村の年寄りを招いてお祝いをしたのです。

 

これが敬老の日の発祥であり、この行事はやがて村の外へと広がっていきました。

 

やがて全国でも「年寄りを敬う日」として関心が高まり、

1950年代には厚生省も注目するようになり、

1963年には「老人福祉法」が制定されて9月15日が「老人の日」とされました。

 

この流れがさらに広がり、

1966年に国民の祝日としての「敬老の日」が誕生したのです。

つまり小さな村の取り組みが全国的な祝日になったという

大変意義深い歴史があるのです。

 

ではなぜ9月15日が選ばれたのでしょうか。

理由はいくつかあります。

まず農作業の区切りの時期で人々が集まりやすいこと、

秋という季節が収穫や感謝を象徴すること、

そして発祥の村で最初に行事を行ったのが9月15日であったことです。

 

これらの理由が重なり、自然にその日付が定着していきました。

 

その後2003年からハッピーマンデー制度によって

敬老の日は9月の第3月曜日に移動しました。

3連休を作ることで家族が集まりやすくなり、お年寄りを訪ねたり

一緒に過ごす時間を持ちやすくなったという意味では良い面もありますが、

やはり多くの人にとって

「敬老の日といえば9月15日」という感覚は強く残っています。

 

それだけ長く人々に親しまれた日付であったからでしょう。

敬老の日は単なるお休みの日ではありません。

 

長年にわたり社会を支え、家族を守ってきた高齢者に感謝の気持ちを表す大切な日です。

核家族化や少子高齢化が進む中で世代を超えたつながりは薄れがちですが、

この日があるからこそ改めて「ありがとう」を伝える機会になるのです。

また敬老の日は高齢者を一方的に守られる存在とみなすのではなく

経験や知恵を活かして社会に貢献し続ける存在として見直す日でもあります。

 

発祥の地の村長が語ったように、

年寄りの知恵を借りることは未来をつくるために欠かせないことだからです。

毎年この日を迎えるたびに私たちは年寄りを敬う心を新たにし、

感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。

 

祝日はただの休日ではなく、人々の思いや歴史を映しています。

敬老の日は過去を支えてきた人々への感謝と、

これからの社会をともに築いていく決意を示す日なのです。

 

この日をきっかけにお年寄りを敬い、

互いに助け合いながら次の世代へその心を受け継いでいくことが大切です。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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