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社長&顧問ブログ

2021.1.6

日本古来の風習

高光産業株式会社 妹尾八郎です。

 

昨日からの続きです

 

正月も一週間を過ぎようとしてますが

昔と違って 年末年始もお店は空いていますし

最近では 単なる連休を頂いたと言う方が多いのではと思います。

 

昭和の時代までは なんとなく日本古来の伝統を守ろうとしていた方

多かったようですが

時代は変わり 平成から令和になった今は古い伝統を考えたりは

しないのではと思います

 

今日は 正月の松の内について考えてみたいと思います。

 

そもそも 松の内とは何か? その時に何をするのか? 

なんとなく聞いたり覚えていたりするでしょう。

 

松の内は、実は地域によってその期間が異なります。

 

現代において一般的に17日までを示しますが、

15日のところもあれば10日という場合もあるようですね。

 

このように松の内が地域によって違うのは、

以下のような理由があるからとされています。

元々、松の内は小正月である15日とされていました。

 

そして、

年神様にお供えをしていた鏡餅を下げて食べる鏡開きを20日に行っていたのですが、

徳川家光が420日に亡くなった事により、

20日という日を忌み嫌うようになった徳川幕府が、

20日よりも前の11日に鏡開きを行う事にしたのです。

 

これにより関東地方を中心とした地域では、松の内も7日と変更されたそうです。

 

また別な説としては

〝振袖火事〟と呼ばれる明歴3年の正月18日から28日に起こった大火を教訓に、

幕府により7日を以て飾り納めをするという通達があったため、

とも言われています。

 

このように関東では7日までを松の内とする流れが生まれたのに対し、

幕府の影響をそれほど受けなかった関西地方では今も元からの15日を松の内とする地域が多いようです。

福岡も7日としてるようです。

 

それから 最近では見かけることが出来なくなりましたが

正月の飾りを燃やす どんと焼きと言う風習がありました

 

どんと焼きとはお正月に神様をお迎えするために飾ったものを、

燃やす行事のことです。

お家に来てくれた歳神様に、煙に乗って天に帰れますようにと見送りをする行事です。

来てくれてありがとうございます、

お正月は楽しかったですと見送りたいですね。

また来年もよろしくお願いしますと、節目になる行事にもなるでしょう。

なぜ燃やすのか?と思ったこともあるでしょう。

煙に乗って天に帰れるように、道を作る意味があったのですね。

 

何気なく見ている風景 行事にも それぞれに由来があるのですね

 

このように思い出してみると懐かしい事ばかりです

しかし 最近はコマを回して遊んでいる子供や

凧あげしている風景をまったく見かけなくなりましたが

彼らは一体何をしてるのでしょう

やはり最近の子供は スマホやゲームなんでしょうか?

日本古来の風習も残して行きたいです。

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