EXECUTIVE BLOG
2023.5.19
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 遣唐使の話でした
空海や最澄 そして鑑真和尚も遣唐使の船を使っていたのです。
これらのおかげで 日本に仏教が広まるのですが、
日本人の多くは仏教徒と言われていますが
それを自覚している人は 一体どれくらい居るのでしょうか??
日本の仏教は6世紀中頃に韓国(百済)から伝わったのがはじまりです。
学校の歴史で習ったのは 西暦538年でした。
飛鳥時代から明治維新まで、仏教は日本の主要な宗教として確固たる地位を築きました。
仏教が伝わる前の日本は八百万の神(神道)を信仰しており、
特定の神様ではなく自然界そのものを崇めていました。
ある時大陸から仏像が漂流し仏教が伝来したことから、日本の仏教は始まったと言われています。
この仏教は仏への信仰だけでなく、
国を統治するために活用できる画期的な教えが含まれていたので、当時の国の中枢にいた貴族から大きな関心を寄せ統治に活用して来たのです。
ところで 日本で最初のお寺はどこなんだ?? と興味が湧いてきます。
奈良県の飛鳥寺が日本最古のお寺だと思っている人は多いと思いますが
実は奈良県の向原寺が最初のお寺だそうです。
552年に百済の聖明王から、仏像とお経を贈られました。
これにより国神をまつることを主張する物部氏と、
仏教を取りいれ拝むことに賛成した蘇我稲目がいました。
彼らは 相戦うのですが この時は蘇我氏側が勝ったのですね、
当時の欽明天皇はまずは、蘇我稲目に試しに百済よりたまわった仏像をまつるように命じたのです
そこで蘇我稲目は、飛鳥の向原にあった自分の屋敷を寺に改めて仏像を安置したのです。
このように一番最初に仏像をまつったため、この向原の寺が日本最初のお寺とされているようです。
しかし 何故飛鳥寺が 日本最古と言われているかと申しますと、
日本最古の仏像があるからです。
通称「飛鳥大仏」と言われる、飛鳥寺のご本尊です。
飛鳥大仏は600年初めごろに造られた釈迦如来像です。
日本最古の仏像が今も残っているため、飛鳥寺が日本最古の寺と思われているのだと思います。
飛鳥寺のつくりは飛鳥寺式と言われ、日本最古の仏教寺院の配置形式となったことも
日本最古の寺と言われるゆえんなのだと思います。
日本人の大半が仏教徒と言われていますが
歴史や宗派について知らない人が殆どかとおもいます
それで
これらの話は
明日に続く、、。