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社長&顧問ブログ

2023.8.12

日航羽田沖事故秘話

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日は 山の日でした 本来山の日は 8月12日になる予定でしたが

1985年8月12日に 日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落したことから

その日を 山の日の祝日にするにはまずいだろうと言う事で

8月11日が山の日になったと言う話でした。

 

で飛行機といえば

昨日少し誤解を招く書き方になっていましたが

1982年2月9日、福岡空港から羽田空港に向かっていた日本航空350便が羽田沖で墜落事故を起こすのですが 私はそれに搭乗する予定でしたが

ある事があり 便を変える事で難を逃れる事が出来たのです。

 

そのある事とは? が 今日からの話でしたが その話は後ほどでと言う事で、

 

この事故を振りかえってみます。

 

羽田沖事故から3年後に日航ジャンボ機は事故を起こしていたのですね

 

福岡空港から羽田空港に向かっていた日本航空機350便は、

羽田空港上空着陸許可を受け、高度500メートル、速度240 キロで通常通りの着陸態勢に入ってました。

ところが、航空機は滑走路の手前で逆噴射し急降下を始めてしまったのです。

 

操縦室では「機長、やめて下さい!」と言う叫び声が響きます。

しかし、機長は操縦桿を前に倒したまま離さず、機体は東京湾の羽田沖の海面に突っ込んだのでした。

 

この時、海面に衝突した機体は、

機首部分と胴体にあたる部分の2つに分断したのですが、

墜落場所が浅瀬であったため水没は免れたのでした。

 

この墜落によって24人が死亡、149人が重軽傷を負うという大惨事となったのです。

 

この事故で犠牲になった人の多くが、墜落の衝撃によるものではなく、

機体が前のめりに墜落したことにより、座席などに挟まれた水死が多数だったと言われて

います。

 

この飛行機に私も乗る予定でしたから 座席によっては犠牲になっていたかもしれません。

 

実は この時私の知り合いが乗っていました。

 

二人とも運よく助かっていますが

 

1人は ある大手ゼネコンの営業マンでした、

彼は その日 契約を兼ねた大きな商談に向かう途中で 見積もり書ほか図面も持っていたのです。

そんな重大な日に事故に遭ってしまったのです。

 

この事故で飛行機は羽田沖に墜落していますから 救助は小型船で行われました

当然 割れた機体から海水が入ってきますので

乗客は海水に浸りながら救助船へと乗り込む事になります。

 

私の知人もその一人で 下半身は破れ、ずぶ濡れになりながら救助されたのです。

 

普通だとここで  待機している 救急車に乗り込むか 警察などの関係者から意見聴取が行われます。

 

しかし その彼は 頭の中は 契約の事で頭がいっぱいで 大事な書類も濡らさないように上の方で抱えて

そのまま 契約先へと向かったのです。

 

とにかく 無事に脱出して約束の時間に行く事しか頭に無かったと言ってました。

 

そして 運よく 約束の時間に商談先の会社に間に合ったのです。

 

それは良いとして

商談相手は その彼を見て驚きます

 

一体何故そんなに怪我をしてるし体半分がずぶ濡れなのか?と聞いたのです。

 

彼は そこで正直に

「はい 先ほど乗っていた飛行機が羽田沖に墜落したので

そこで 海水に浸かってしまいまして こんな格好で申し訳ございません!!」

と 謝ったのです。

 

それを聞いた商談相手は 驚きますよね

 

落ちた飛行機から命からがら脱出して気もおかしくなるはずなのに

責任感だけで 自分が事故に遭った事すら忘れて ただただ 商談を成功に導く事しか

考えていなかったのです。

 

驚いた相手をみて 彼は 正気に戻ったそうなのですが

 

ただただ 商談成功の事しか頭に無かったと言うのですから

頭が下がります。

 

今の時代だと 当たり前のように 仕事は休むでしょうが

まだまだ 明治気質の方も多く会社に居た時代だったのでしょう

 

本当に仕事への執着を感じてしまう話です

 

こんな話を 今の平成入社の人にしたら

その方 頭がおかしいのでは?? と言われてしまいそうですね。

 

で 彼は そこで見事商談成立させることが出来ましたし 今では褒められる話では

ないでしょうが 会社でも評判になったのです。

 

ここで疑問に思うのは この時の機長はどんな人だったのか??

会社はその前兆を発見できなかったのか???

 

と思いますね、、

 

その話は

 

明日に続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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