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社長&顧問ブログ

2026.4.12

早生まれ

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

4月1日といえば新年度のスタートの日です。

学校も会社も新しい期が始まり、気持ちも一新される節目の日ですから、

「4月1日生まれは一番最初の学年に入るのではないか」

と感じるのが自然です。

 

ところが実際には、4月1日生まれの人は「早生まれ」

つまり前の学年に入る扱いになります。

 

この話を聞いたときに、

「どうしてそんな逆転のようなことが起こるのか」と

疑問に思った経験のある方も多いのではないでしょうか。

 

この違和感の正体は、私たちの感覚と法律のルールの違いにあります。

 

実はこの仕組みは非常に明確に決められており、

偶然でも慣習でもなく、きちんとした制度として設計されているのです。

 

まず知っておくべきなのは、

日本の学年の区切りは「4月2日から翌年4月1日まで」であるということです。

 

つまり、

4月2日生まれの人から新しい学年が始まり、

翌年の4月1日生まれの人までが同じ学年になります。

 

この時点で既に、4月1日生まれは「最後」に入るという構造が出来上がっています。

 

しかし、

ここでさらに理解を難しくしているのが「年齢の数え方」です。

 

多くの人は「誕生日が来たら年を取る」と考えていますが、

日本の法律ではそうではありません。

 

実際には「誕生日の前日の終わりに年齢が一つ加わる」と定められています。

 

例えば4月1日生まれの人であれば、

4月1日になった瞬間に年齢が上がるのではなく、

3月31日の終わりの時点で一つ年を取ったと扱われるのです。

 

このルールを知ると、一気に全体の仕組みが見えてきます。

 

小学校に入学するためには

「満6歳になっていること」が条件になりますが、

4月1日生まれの子どもは、

法律上は3月31日の時点で既に6歳になっていると判断されます。

 

つまり、

新年度が始まる4月1日よりも前に入学条件を満たしていることになるのです。

 

そのため、4月1日生まれの子どもは

「すでに6歳になっている人」として扱われ、前の学年に入ることになります。

 

一方で、4月2日生まれの子どもは4月1日の時点ではまだ6歳ではありません。

したがって、新しい学年のスタート組として扱われることになります。

 

このたった一日の違いが、学年を分ける大きな境界線となっているのです。

 

ここまで整理すると、

「4月1日が新年度なのに、なぜ前の学年になるのか」という疑問は、

「法律上は4月1日より前に年齢が加わるから」

という一言で説明できることが分かります。

 

つまり、私たちの感覚では「4月1日=スタート」ですが、

法律の世界では「3月31日の終わり」が一つの区切りとして機能しているのです。

 

このズレが違和感の正体です。

 

普段は意識することのないルールですが、

こうして見ていくと非常に論理的に組み立てられていることが分かります。

そして、この仕組みを理解することで、

「なぜそうなるのか」が単なる知識ではなく納得に変わっていくのです。

 

この話は

明日にも続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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