
EXECUTIVE BLOG
2025.10.24
高光産業株式会社
妹尾八郎です。
昨日は 先日講義を行った 明治大学の話しでした。
今日も 明治大学の話になります、、、。
明治大学は法学を源流に「権利自由・独立自治」の精神を掲げ、
政治・文化・スポーツの広い分野で実績を重ねてきました。
戦後政治史に名を残す村山富市さんは明治大学専門部政治経済科の卒業生で、
第81代内閣総理大臣として阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件への対応にあたりました。
文化や芸能の分野でも多くの卒業生が活躍しています。
劇作家の唐十郎さんは文学部演劇学科の出身で、
芥川賞を受けるなど前衛演劇と文学の両方で大きな存在感を示しました。
俳優やタレントとしても明治大学出身の顔ぶれは豊かで、
山下智久さんは商学部を卒業し、
芸能活動と学業を両立させたエピソードが知られています。
川島海荷さんも文学部を卒業し、学生時代の経験をインタビューで語っています。
NEWSの小山慶一郎さんは文学部を4年で卒業し、模範卒業生として紹介されました。
女優の井上真央さんも文学部で演劇学を学び、仕事と学びを両立して卒業しています。
これらの人々からは、専門性を持ちながらも社会と関わり続ける姿勢が見えてきます。
スポーツ分野は明治大学の大きな誇りでもあります。
野球では六大学でエースとして活躍し、
中日ドラゴンズで名将としても知られる星野仙一さんが象徴的な存在です。
彼は政治経済学部の卒業生で、大学広報や野球殿堂にもその功績が記されています。
川上憲伸さんも明治大学でエース・主将を務め、
プロ入り後には最多勝や沢村賞を受賞しました。
ラグビーでは日本代表として活躍する田村優さんや梶村祐介さんが明治出身で、リーグワンなどでもその学歴が紹介されています。
卓球では東京2020混合ダブルス金メダリストの水谷隼さんが政治経済学部の卒業生で、
大学から特別功労賞を受けています。
パラスポーツでも明治の卒業生が輝いており、
競泳の秋山里奈さんは法学部と大学院を修了し、ロンドン大会で金メダルを獲得しました。その後も新入生講演などを通じて大学とのつながりを保っています。
これらの功績は単なる有名人の列挙ではなく、
創立期から続く「学んだ知を社会で活かす」という明治大学の姿勢の具体的な証です。
創立者たちが掲げた
「広く人々と協力し、法の道理を探究して真意を拡張する」という理念は、
職業の枠を超えて自ら考え、行動し、他者と力を合わせる実践として受け継がれています。
卒業生のネットワークは今や世界に広がり、大学はその規模と成果をデータで示しています。
明治の卒業生の歩みをたどると、どの時代にも
「自分の土俵で結果を出し、社会に返す」という姿勢が貫かれています。
戦後の復興を担った世代、バブル崩壊の荒波をくぐり抜けた世代、
そしてグローバル化とデジタル化の時代に挑む現在の世代まで、
共通しているのは肩書きよりも中身を重んじ、形式より実践を重視する気風です。
星野仙一さんの勝負哲学、水谷隼さんの技術と胆力、
田村優さんや梶村祐介さんの意思決定の速さ、
唐十郎さんの前衛精神、山下智久さん・川島海荷さん・井上真央さん・小山慶一郎さんの学業と仕事の両立、
いずれも明治大学の「独立自治」の精神を体現しています。もちろん、
ここに挙げたのはほんの一部であり、大学では創立記念事業の一環として、
各界で活躍する150人の校友を紹介しています。
そこにはスポーツ、文化、産業など幅広い分野の人物が名を連ねています。
創立者の志から始まり、時代ごとに形を変えながらも受け継がれてきた明治大学の精神は、卒業生一人ひとりの生き方の中に息づいています。
「明治」という名に込められた「時代を明るく治める」という願いは、
政治の現場にも、芸術の舞台にも、国際大会のフィールドにも現れています
。明治大学が築いてきたのは派手な誇示ではなく、地道に積み上げる力です。
私自身、先日の講義でキャンパスの空気に触れ、
学生たちの中に息づく意志と対話の姿勢を感じました。
これからの世代もまた、先人たちの精神を胸に、自分の場所で静かに、
そして確かに結果を出していくことでしょう。