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社長&顧問ブログ

2024.3.15

昔陸軍今財務省

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは

「ゴーストップ事件」の話しでした。

大阪で ある兵士が信号を無視して渡っていた時に 近くの巡査に呼び止められ

交番で大喧嘩になったと言う話でした。

 

これが 単なる喧嘩で終われば良かったのですが

陸軍と警察の争いに大発展になってしまったのです。

 

当時の軍人は 天皇の軍隊の兵士と言われていましたので これを取り締まれるのは

警察官ではなく 陸軍に属する憲兵だけであると考えられていました。

 

それが一巡査に呼び止めらた事が 事の発端だったのですが

当然ながら 天皇の軍隊の兵士と言えども 日本の法律に従わなければなりませんが

 

いつの間にか 軍人優先的な考えに発展していき それが 軍部の独走となってしまい

これが その後の日中戦争から 太平洋戦争へと繋がって行ってしまったのです。

こういう 絶対的権力を持った 当時の陸軍と 戦後陸軍に代わって権力を得たのが

昭和の大蔵省だったので、

「昔陸軍、今大蔵省」 と言う言葉が生まれました。

 

「昔陸軍、今大蔵省」の意味は

日本の歴史的な言葉であり、このフレーズは、戦後のある時期から流行った言葉で、

「昔は陸軍だったが、今は財務省(大蔵省)だ」という意味を持ちます。

具体的には、財政から金融まで絶大な権力を振るう財務省エリート官僚たちの事を

揶揄している言葉です。

 

この言葉は、民主主義国家において、

国民の選挙によって選ばれた国会が国家の大方針を決めるべきところを、

選挙による国民の負託を受けない官僚が国家の方針を決め、

国家をあらぬ方向に導いていることだと思われ官僚制度に対する風刺的は視点を

表している言葉と捉えらています。

 

このフレーズは 時に応じて 変化しており

昔陸軍 今総評 とか 昔陸軍 今朝日新聞とか 言われていた時期もありました。

 

いずれにしても 頭には 陸軍がつくと言う事は 戦前に如何に大きな権力を握っていたかがうかがい知れます

 

このような 陸軍にしてしまった人物が 山縣有朋と言われています

統帥権と言われる制度を作った人物だと言われていますが

統帥権とは 何ぞや?? の話は

これまた長くなるので又の機会と言う事で、、、、、

 

で 先ほど出て来た憲兵は 戦時中は 軍人を中心に取り締まっていましたが

この陸軍省ではなくもっと 恐ろしい省庁が 戦前まで存在していました。

 

そこの ある機関により 多くの民間人が捉えられ処罰されています

 

それこそ泣く子も黙る○○省だったと思います

 

さすがにこの機関は 戦後GHQにより解体されることになるのですが

 

この○○省の話は

 

明日へ続く、、、。

 

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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