EXECUTIVE BLOG
2024.6.13
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 時の記念日の話から
時間と時計の話でした。
時間と空間について考えてみますと 不思議な事が多いですね。
一体 この時間と空間はいつ始まったのか? については
誰も分かっていないのではと思います。
そういう事で。
初めて「時間の存在」に気づいた人は、本当に素晴らしいと思います。
何しろ、「見えないもの」の「存在」を解き明かしたと言う事になりますから、、。
人は
「太陽の動きにつれて、木や岩の影が長さや方向を変えていくのを見て、
時間の存在に気がついた」
と言われています。
時間がどうやって発見されたのかは、後人たちの推測の域を出ませんし、
ましてや「最初に気づいた人」を特定することもできませんが、凄い知能だと思います。
人類が初めてつくった時計は、日時計だと言われています。
暦とともに、チグリス・ユーフラテス川流域に生まれたメソポタミア文明や古代エジプトの文明に、その痕跡が見つかっているからなのです。
メソポタミア文明では、紀元前1万年頃から農業が行われており、
人々は自然の変化や季節に深い関心をもっていました。
いつごろ種を蒔くのが良いのか、いつごろ収穫するのが収穫量を最も増やせるのか、
冬の用意をいつごろから始めれば間に合うのか、
自然や季節の変化は生命や生活に密接にかかわっているからです。
ちなみに、古代エジプトの壁画に日時計が描かれた最古の時代は、紀元前4000〜紀元前3000年だそうです。
メソポタミア文明を築いたシュメール人は、30日を1ヵ月とする暦を使っており、
1日を12時間、1時間を60分、1分を60秒で構成する時刻制度の概念をつくりあげました。
また、紀元前3000年頃のピラミッドには、昼と夜をそれぞれ12分割していたという記録が残されています。
これだけ見ても 古代人の知恵が凄いと感じてしまいますね
日時計は素晴らしい発明でしたが、生活に組み込まれるにしたがって、
人々は欠点を痛感するようになりました。
日光の十分でない場所や時間、つまり、天空を望めない屋内や、夜間の時間帯、曇天の日には、まったく機能しないからですね
そこで、人類が考え出したのが水時計だったのです。
原理は、同じ穴から流れ出る水の量は、時間当たりで一定であることを応用したものです。これも古代人の誰かが、水滴を観察しているうちに、時間と水の量との間に関係を見つけて、時計に応用したのでしょう。
基本原理は簡単なのですが、容器の形や溜まっている水の量で水圧が変わり、排出される量が変わってくるために、
正確な水時計をつくるのは結構難しかったのでは と思います。
これから 機械式の時計が産み出されるまでには それこそ 相当な時間がかかったのですね、、、。
それこそ 電波時計っていつだれが発見したのでしょう??
これらの話は
明日へ続く、、。