EXECUTIVE BLOG
2023.9.27
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは タクシーでの会話の中から
大井川の川渡しの話になりました。
その川渡しには巨大な権益があった事もわかりましたし
渡す内容によって 渡し賃が違っていた事も知りました
更に そこで 驚いたのが
川渡しの人足が 川の途中で 旅人が乗っている籠を揺らして怖がらせて
辞めて欲しけりゃ もっとお金を払えとと言う一部不逞の輩が居たというのです
そして
そこから ゆすり たかり と言う言葉が生まれたと タクシーの運転手さんから聞いたのでした。
しかし ちょっと待てよと
私が昔聞いた話とは ちと違っている気がしたのです
私が聞いた話は
これも江戸時代に 京都から朝廷のお偉いさんが江戸に来ることがあったのですが
それをもてなすのが 江戸幕府の役目でしたね
赤穂浪士の話も もてなし方を聞いた 赤穂の殿様に 嘘ばかり教えて恥をかかせたと
なって 切り付けられた物語がありました。
最高権力を持っていた幕府と言えども 朝廷の威厳には敵いませんし
丁重にもてなしが出来なければ どのような叱責を受けるか分かりません
担当の役を受けた人は相当気を遣ったと想像できます。
忠臣蔵の話をみても良く分かると思います。
この 朝廷からの一行は 江戸城に行ったあと
徳川家康が眠る 日光東照宮にも行かれていたそうなのです。
朝廷一行は 籠に乗って参拝に行くそうなのですが
ここでも 悪い人間がいて 自分が乗っている籠をわざと揺らしていたというのです。
そんな事されたら 担ぎ手の人足はたまったもんではありませんね
万が一バランスを崩して その人を籠から落とそうものならば
下手をすれば打ち首ですし その担当の藩の殿様も切腹を申し付けられたかもしれません
それを 知ってか わざと 籠の上で揺らす人は立ち悪いですが
何故 揺らすかと言うと
そんなに困るなら 金をよこせと せびったというのです
とんでもない話ですよね
担当の人達は 怪我をされたら大変ですから そこで 袖の下を渡したと言うのです
それで そこで 籠を揺らしてお金を取ることから
ゆすり と 言う言葉が生まれたと言うのです。
大井川のゆすりと 日光のゆすりの話は どちらが本当かはわかりませんが
そのような 人間がいたのでしょうね
現代でも 人の弱みに付け込んで ゆすりをする人がいますので
時代が変わっても 悪事を働く人間はいるのだと気付かされます。
で
大井川の話はわかりましたが
唄の前段の 箱根八里は馬でも越すが の
箱根の八里とはいったいどこからどこまでなんでしょうか?
その話は
明日に続く、、、。