EXECUTIVE BLOG
2023.10.25
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 新幸橋の話から 内幸町の話になりました。
内幸町は 明治に入ると 鹿鳴館などができて 海外高官や政府要人、
高級官僚や貴族たちが出入りする一帯だったみたいです。
今では都市開発で取り壊しを行っていますが みずほ銀行本店もあり
隣は 東京電力本社がありますし、日比谷公会堂もある 東京を代表する
エリアです。
そこを 歩いている時に ふと目に入ったモノがありました。
多分東京都が掲示しているのだと思いますが
東京電力の前あたりに 樋口一葉生誕の地 と言う掲示板が目に入ったのです
樋口一葉と言えば 明治を代表する文学者なんだな 位にしか思わず通っていたのですが、
我々には 文学者と言うより 5千円札に載っている人としてしか 知らない人が多いかと思います。
で ここで ふと思ったのが
この内幸町一帯は 先ほども書いたように 日本を代表するような高級エリアです。
と言う事は 樋口家は いわゆる上級国民だったのか???
と思ってしまいますね
しかし 彼女の作品をみると そんな事を感じる内容ではなかった気がします。
で 良く調べてみますと 彼女の父親は 外務省だったか ある省庁の下級役人で
この辺りにその下級役人家族の為の長屋があったそうなのです。
そこで 彼女は産まれたと言うわけです。
その後彼女は 転居しますが
その一つが 本郷にある菊坂と言う所です。
ここに彼女が利用したと言う 井戸が今でも残っています。
彼女が住んでいたと言う家はありませんが こうして使って井戸は 今でも残っているのです。
この菊坂は 本郷通りから西片1丁目までの長くゆるやかな坂を指します。
この界隈には、樋口一葉だけでなく石川啄木、宮沢賢治など多くの文人が暮らしました。
東京大学にも歩いてすぐですね
そして 東京大学近辺の 根津や千駄木は 今文豪の街としてアピールしてまして
土日になりますと多くの観光客が訪れています。
樋口一葉の作品は 殆ど読んだ事がありませんが 紙幣の顔になるくらいですから
相当な小説家だったことには間違いありません。
私は いまだに区別がつかないのは 純文学と大衆小説の違いなのです
川端康成や三島由紀夫は純文学でしょうが 松本清張はどっちなのか?? とか
私の好きな 小説浅見光彦を書いている 内田康夫なんてのは 完全に大衆小説なのでしょう。
しかし その線引きはどうなっているのでしょうか?
絵画の世界も どれが素晴らしい作品かなど 私には分かりませんが
高い値段がついた作品が良い作品としてしか判断できません。
では どうしてそれが良い作品かとなるのかは
当時の一流の貴族みたいな人がこれは素晴らしいと言うと 簡単に言えば
そうなってしまっているのではと思ってしまいます。
あのゴッホですら 本人は貧乏な画家でしたが 死後 著名なたしか医師夫人が
この作品は素晴らしいと言った事から 評価が高まったと聞いています。
では この樋口一葉を見出したのはだれか??? と言う事になりますね
実は
この一葉を見出したのは
あの人なんですよ
その人とは?????
は
明日に続く、、、。