EXECUTIVE BLOG
2023.10.1
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 江戸時代の話で
飛脚から参勤交代の話でした
今日は この続きと言う事でしたが
またまた 話が逸れます
今朝のニュースで 国土交通省が 2024年問題の運転手不足の問題を
解決するために 船と鉄道の便を増やして 2024年問題に対応するとの話がありました
たしかに これは トラック不足の一助にはなります
日本中に高速道路が整備されてきましたし 四国大橋なども出来て
四国からも翌日には 全国各地へモノが輸送されていました
東京 大阪の工場からモノを出荷しても 翌日には九州全域に商品が届くようになったのです。
実はこの時 我々倉庫業界は 大変な危機感がありました
倉庫不要論までもが声高にメーカー物流担当者から上がっていました
無駄な在庫をすることで コストアップになるので 直送体制を組めば
その分コストが下がると言う理由でした。
その後 スルー型配送と言って 倉庫を経由地点としてのみ利用して
深夜大型車から4トンクラスのトラックに積み替え そのまま 配送に行かせる方式です。
これにより在庫リスクは軽減されます
物流用語でいう所の リードタイムが短くなり より新鮮な商品が消費地に届くのです
確かにこの方法が完備されれば 倉庫は不要となります
しかし 今回 政府国土交通省が 船と鉄道に幹線輸送を切り替えるとなると
リードタイムは長くなります
消費地で品切れした商品は 今までは 直ぐに補充されていましたが
これからは それが出来なくなる可能性があるのです
これでは 小売や消費者は納得できませんね
そうなると より消費地に近いところにストックポイントを用意しなければならなくなるのです
こうなりますと 倉庫不要論どころか 倉庫絶対必要論が出て来ることになります
今 現状我々九州では どんどん大型倉庫が建設されています
2024年問題を見越した業者が 我先に手を打っているのだとおもいます。
一般の方は それを聞いて そんなもんなのか??としか
思わないかもしれませんが
このようになるとどうなるのか???
メーカーとしては 今まで以上にコストがかかるわけですから
今までの物流コストではまかなえなくなります
そうなるとどうなるのか???
またまた 商品の値上げラッシュが起きる事になるのです。
今 この事を大きく取り上げていないので 国民の多くはのんびり構えていますが
このような問題を含んでいるのが 2024年問題でもある事を
意識しなければなりませんね
当たり前の事が当たり前でなくなった時に どのように対処しなければならないのか?
の目を常に養っていなければなりません
明日は
江戸時代は物流をどのように行っていたのか????
に
なるのか????
続く、、。