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社長&顧問ブログ

2023.1.30

物流問題

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 2025年問題の話から 2024年問題の話へとなりました。

 

2024年に働き方改革で 物流業界の在り方も変わって行かざるを得ません。

どのように 変わるのか?の前に

 

そもそも トラック運転手がいかに過酷な仕事であるかについての話になります。

 

現状のトラックの運転手は、若者に不人気で、どんどん高齢化が進んでいます。

労働時間が長く、低賃金で、それに加えリスクが大きい職業なのです。

 

事故と常にとなりあわせで、

もし、人身事故を起こせば、そのまま自宅には帰れませんし犯罪者になりかねません。

しかし現状はとても、このリスクに見合う待遇ではないのです。

 

トラック業界、バス業界とも、国の規制緩和によって、

悪い方向に向かってしまったのが事実で、つまり、行政の大失敗だったのでは言われています。

 

国の行った規制緩和によって、緑ナンバーの運送業者が大量参入したのです。

これにより

トラックドライバーの受給バランスが一気に崩れ、今の低賃金化が起きました。

そして、もはや、トラック運転手では、「生活できない」というイメージが浸透し

若者はこの業界を敬遠してしまっているのが現状です。

他にも

トラック運転手にとってアイドリング停止と言う大問題があります。

 

長距離トラック運転手は、ホテルに泊まりませんね

そしてわずかな時間を利用し仮眠をトラックのキャビンで取ります。

そんな中、アイドリングストップの強制が最近強くなってきてます。

 

県条例でも禁止されています

これでは、夏はサウナ、冬は極寒のなかで我慢しなければならないのです。

 

常識では

普通のサラリーマンは、出張にさいしてホテルにも泊まれますし、

冷暖房のある部屋で過ごすことができます。

しかしトラックドライバーは休息の時に アイドリングストップを強要されて

しまうと言う事になるのです。

 

これでは ゆっくり体を休める事すらできませんね

それで 安全運転をしなければならないのですから

如何に過酷な環境なのか? という事が分かります。

 

他にも配達先に着いたとしても 始業時間前に入ることが出来ずに

路上駐車をしなければならない状態が続きます。

これが サラリーマンであれば 駐車場に当たり前の様に車を停めて

駐車代金は もちろん経費として会社持ちとなります。

 

トラック運転手がこの時 駐車違反の切符を切られても会社は関係ないのです。

 

このような環境の中 追い打ちをかけるような問題が

2024年問題なのです

 

その内容とは????

 

それは

 

明日に続く、、、。

 

 

 

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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