EXECUTIVE BLOG
2022.2.19
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 外交特権から 治外法権の話になってしまっていました。
知らない事ばかりあるなといつも思うのです。
外交官と言いますと 国を代表する方々なので 悪い人は居ないと
勝手に想像していましたが
実は そうではない人もいるのです、
そして 外交官特権は 無敵の権利と思えるような事が多々起きているのです。
一番身近な事として テレビでも紹介されていたらしく
ご承知の方も多いかもしれませんが
外交官ナンバーの付いた車の 違法駐車が物凄く多いのだそうです。
私は 普段は福岡に居ますので あまりそういうのを見たことがありませんが
東京都内の中心地では よく見かける光景だそうです。
我々日本人が駐車違反をしたならば、反則金を支払わなければなりませんね
その違反の内容によっては刑事裁判にかけられたり 最悪は預貯金の差し押さえを受けることになります。
同じ様に
外交官の自動車が、駐停車禁止違反や、放置駐車違反を行った場合
当然運転者や車の所有者は
反則金の納付義務を負うことになります。
しかし ここで 納付義務を果たさない人が居るのです。
それはウィーン条約に基づく外交特権があるためで
反則金を任意に支払わない場合の強制的な回収ができないのです。
ウィーン条約により外交官は資産等不可侵で、しかも治外法権なので
裁判を受けたり差し押さえを受けることがありませんから
反則金を無視したところで何の不利益もないのです。
反則金を支払わされることもないから
交通違反もやり放題してしまう 一部外交官がいるのは事実の様ですね、
テレビの報道によりますと年間の踏み倒しが約3000件程あるようです
駐禁場所での放置車両一件当たりの反則金は今幾らかは把握していませんが
一万円くらいとしても
総額数千万円もとりっぱぐれていることになりますね、
きちんと交通法規を守っている我々からしますと
理不尽な気がしてしまいます。
しかし 日本人の外交官は海外ではこのような事をする人は居ないようです。
それを聞いて少しはほっとしますね
このウィーン条約 は 日本が敗戦したから結ばれた条約ではなく
世界中で決められた条約です、
それで 敗戦から思い出してしまいましたが
この話は 先日の 建国記念の日の 2月11日の話になります。
明日は この話になるのか??
それとも 番町皿屋敷の話になるのか???
旗本と御家人の違いの話になるのか??????
明日のお楽しみ
続く、、、。