EXECUTIVE BLOG
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2024.11.16
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
エベレストの初登頂者の可能性があるのは イギリスの探検家のマロニーと
言う人だったという話でした。
しかし 登頂成功の写真が無いので 確固たる証拠にならず
記録上は 1953年 ニュージーランド人のヒラリーのと言う事になっています。
マロニーは 三度登頂に挑戦していますが 二度の失敗のあと 1924年の三度目の
挑戦の時に 消息不明になっているのです。
この後も 国の名誉をかけて 英国はエベレスト登頂にチャレンジしましたが
1953年に その快挙は ニューランドに先を越されてしまった事になるのです。
マロニーが最後にチャレンジしてから 実に30年近く後になるのです。
その30年の間も多くの登山家がチャレンジしたのでしょうけど 突破できなかったのですから 昨日書いた 南極点に到達するより困極めると言う事になりますね、、
この南極点到達も イギリスは ノルウェーの探検家に負けてしまうのですから
さぞかし悔しかったと思います。
ところで 日本人で最初に エベレスト登頂に成功したのは 植村直己さんと言う
探検家ですね
われわれ世代は 彼の探検の話しは良く耳にしていました。
彼は 北極圏単独で１２０００キロを 犬ぞりで走破して
更に南極大陸も3000キロを犬ぞりだけで 単独走破に成功しているのです。
凄い精神力の探検家としてテレビにもよく取り上げられていました
しかし
1984年 アメリカのアラスカにあるマッキンリー山登頂成功の連絡後 消息不明となり
帰らぬ人となってしまいました。
そして その年には 彼の栄誉を称えて 国民栄誉賞が送られているのです。
彼の功績を称えた銘板が マッキンリーの到着予定地点にあります。
東京の板橋区加賀と言う所に 植村冒険館があるようですので
詳細知りたい方は そちらに行かれたら良いかと思います。
https://www.uemura-museum-tokyo.jp/
そうなると 次に知りたくなるのは
エベレスト登頂成功した最初の日本人女性は誰？？ ですよね
その女性は 田部井淳子さんと言う方で 植村直己さんより 2歳年上です
彼女が エベレスト登頂に成功したのは 植村さんから遅れる事5年の
1975年でした。
ところが驚いた事に
彼女は 日本人初の成功者かと思っていましたら なんと実は 女性世界初の
エベレスト登頂成功者だったのです。
彼女から遅れる事 12日後に中国人女性登山家も成功していますので
準備にもう少し時間がかかってたら 世界初ではなかったのです。
男性社会だった登山界に革命を起こしたのが この田部井淳子さんなのです。
彼女が残した言葉の中に
「意志は貴い。意志こそ力だ」
と言う言葉があります。
これはエベレストに登頂したとき、淳子さんが実感し心に刻んだ言葉です。
登山で困ったことが起こってもそれを限りある環境での解決が必要です
常に前向きに考え原因を探り解決し乗り越える、
「やろう」とする意志がなにより大切だと淳子さんは言っています
田部井さん素晴らしいですね
彼女が残した著名な実績
エベレスト登頂（1975年）
日本では
6人目/女性1人目 6番目/女性1番目
世界では
38人目/女性1人目 39番目/女性1番目
七大陸最高峰登頂（1992年）
日本では
1人目/女性1人目 世界では19人目/女性1人目
なんです。
まだまだ活躍を見たかったのですが
惜しくも 彼女は2016年にお亡くなりなりました。
彼女も目指した エベレストの続きの話は
明日へ続く、、、
