EXECUTIVE BLOG
2025.4.2
高光産業株式会社
妹尾八郎です。
昨日までも バチカンの話しで 政治体制から司法体制の話になりました。
今日は カトリックの方々には大変申し訳なく非常識な話になりますが、
もし ローマ教皇が犯罪を犯したらどうなるのか???
の話に進みます、、、。
ローマ教皇がもし殺人を犯したら――この問いは、
現実にはほとんどあり得ませんし想定されていない事態ですが、
法的観点から見ると非常に興味深いものが有ると思います。
教皇はカトリック教会の最高権威であるだけでなく、
バチカン市国という独立国家の元首でもあります。
つまり、単なる宗教的指導者にとどまらず、国際社会において正式な国家元首としての地位を持っていると言う事になります。
国家元首には通常、「主権免除」と呼ばれる国際法上の保護が与えられているようです。
これは、他国の裁判所が現職の国家元首を刑事事件で訴追したり逮捕したりすることを原則として許さないという考え方です。
たとえば、外国の大統領や国王が訪問中に何らかの事件に関与したとしても、
その国ではすぐに逮捕・訴追されるわけではないと言う事になるようです。
教皇も同様に、この免責特権の下にあります。
つまり、現職の教皇が他国で殺人を犯したとしても、
その場で法的責任を問われる可能性は極めて低いということになります。
では、バチカン市国の中で殺人を犯した場合はどうでしょうか???。
バチカン市国は世界で最も小さな独立国家であり、その法律と制度は独自のものです。
そして、この国では教皇自身が立法、行政、司法すべての最高権限を持っています。
つまり、法の上に立つ存在と言っても過言ではありません。
理論的には、バチカン法に則って裁かれることになりますが、
実際には教皇を裁くための法的・制度的な仕組みが存在しないのです。
つまり、教皇が国内で重大な犯罪を犯したとしても、それを裁ける機関がないというのが現状だと言う事になります。
一方で、教皇が辞任や退位をした後、いわゆる「前教皇」となった場合はどうでしょうか。この時点で彼は国家元首としての地位を失うため、
国際法上の免責特権も消失する可能性があります。
つまり、理論上はバチカン市国の内部または他国で刑事責任を問うことが可能になるというわけです。
ただし、実際にそのような訴追が行われるかどうかは、
非常に慎重な判断が求められるとおもいます。
たとえば、前教皇ベネディクト16世は辞任後もバチカンに住み続け、
実質的には教会および国家の保護下に置かれていました。
これは一種の「予防措置」とも言え、政治的・宗教的な混乱を避ける意図があったと考えられます。
仮に、現職または前職の教皇が殺人を犯したという事実が明らかになった場合、
世界中で大きな波紋を呼ぶことは間違いありません。
単なる刑事事件としての扱いにはとどまらず、信仰と道徳の根幹に関わる深刻な問題となります。
世界中のカトリック信者はもちろん、宗教を超えて多くの人々が強い衝撃を受けることでしょう。
バチカンおよびカトリック教会は、まず内部的な調査や教義に基づく対応を優先する可能性が高いです。
それに加えて、国際社会や他国の政府、法的機関との調整が必要になるため、
単純な「犯罪」として処理されることはほぼないと思われます。
つまり、教皇という存在は法的にも宗教的にも極めて特殊な立場にあり、
一般の市民や公人とはまったく異なる枠組みで責任が問われることになります。
形式上の法律だけでなく、教会法や道徳、そして国際政治の力学が複雑に絡み合っているのです。
そのため、もし教皇が殺人という重大な罪を犯したとしても、
その責任をどのように問うかは、単なる法的議論にとどまらず、
歴史的・宗教的・外交的な難問として扱われることになるでしょう。
まあ このような事は絶対あり得ない話ですが もしもと言う観点で見て見ると
面白い事が分かると言う事になりますね、、、
そろそろ バチカンネタもこれくらいにしたいのですが
カトリックに教皇がいるなら
あちらは?????
の話は、、、、
明日にに続く、、、。