EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2021.5.2

真夏の日の出来事

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

昨日までは

筑後地方での工場解体から そこから廃油が漏れて

一大事になるところを 昼夜を徹した作業で一大事にには至らなかった話から

物流作業の中で コンテナ荷降ろし作業を始める時に

一大事が起きたと言う話でした。

 

今日はその続きです。

 

海外からのコンテナに関しては 運送会社はただコンテナを目的地まで

運ぶだけの仕事で

そこから荷降ろしをするのは受け手側がしなければなりません。

 

それで 運送会社はトレーラーからコンテナを切り離すと どこか作業終了まで

行ってしまうのです。

 

通常の国内トラック輸送に関しては それぞれの運転手が責任もって荷降ろしを行い

最後の受領印をもらうまでどこへも行けないのです。

それで 受けての我々倉庫会社の人間はリフトとパレットさえ用意してそこに

積みあがったものを 倉庫内へ収納すれば良いので さほど肉体的に負担がかかることは

無いのですが

 

コンテナからの荷降ろしは 倉庫側の人間がしなければならず それは相当な負担となるのです。

しかも 今回の積み荷は海外からの缶詰がぎっしり詰まったコンテナだったのです。

コンテナ内の高さは約2メートル近くあり それが縦横ぎっしり隙間なく積みあがって

いるので 最初の一列目の最上段の一個を取り出すには 手を思い切り上げて

指が入る隙間がないので 爪先でひっかけながら手前に先ず引かなければなりません

しかも荷物が缶詰と言う重量物なので ひ弱な爪では折れてしまう恐れがあるのです

それを 注意しながら少しづつ少しづつ手前に引きだし やっと 指が引っ掛かるくらいになると 殆ど手を真上に上げた状態から 自分の胸元に引き落とすのです。

その時は しっかりと荷物を落とさないように気をつけなければなりませんので

腰は思い切り反って一度胸のところに荷物を落とすようにしてその瞬間に両腕で

荷物を抱え込むのです。

この時の落下の反応で相当な重力が腰と腕にかかることになるのですが

大切な商品を落とすわけにはいきません。

最初の一個を取り出すだけでも相当な労力となるのです。

それを繰り返しながら 取っては外に置いてあるパレットに積みつけるのですが

 

荷物を取ればとるほど段々とコンテナの中に進まなけばならない作業となるのです。

 

そしてこの日は真夏日です コンテナの中は焼けるような暑さで猛烈な熱がこもって

しまうのですから 作業としては 相当に大変です。

 

そういう事もあり 屈強な体育会の学生を6人集めたのです。

彼らに作業内容を指示して一コンテナ2人で組んで作業をさせたのです。

 

他にもトラックの入荷作業があるので

私はそちらの応援入っていたのですが

ものの10分も経たないうちに 学生が私のところにきたのです。

 

まさかこんなに早く作業が済むとも思いませんでしたが さすが屈強な学生なので

一気に作業を行ったから全部を引き出したのか?とかあり得ない想像をしたのですが

 

彼らから 思わぬ言葉が発せられたのです

 

それは

 

「 この作業シャレになりません 冗談ではないです 僕たちは帰ります!」

と 一方的に言うや否や帰ってしまったのです。

なんと無責任なと 思いますが、

彼らにしてもこの作業は地獄の苦痛と感じたのでしょう。

 

しかし これを放置するわけにはいきません

 

出来ませんすみませんでは済まないのです。

 

何が何でも荷降ろしを終わらせないとならないのです。

 

今更 バイトを探す余裕もありません

 

では 社員総出で行うか?

 

これまた他の作業で手が一杯なのでした

 

では どうするか?

今日の作業を延期させてもらえるのか?

 

これだと信用にかかわります

 

それで

 

結局

どうすることになったのか???

 

それは

 

明日に続く、。。。

 

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