EXECUTIVE BLOG
2025.3.29
高光産業株式会社
妹尾八郎です。
昨日までは 宗教戦争の話しでした。
仏教が絡んだ宗教戦争はあまり耳にしませんが カトリックが絡んだ宗教戦争は
良く耳にしますね、
その総本山がバチカンですが 良く知っているつもりでも 知らない事ばかりだと
思います。
今日は そのバチカンの話しに進みます、、、。
ヨーロッパの中心、イタリア・ローマの中にひっそりと存在する世界最小の独立国家がバチカン市国です。
面積はわずか0.44平方キロメートル、東京ディズニーランドの10分の1ほどの広さしかありません。
人口も800人ほどで、そのほとんどがカトリック教会に関係する聖職者や修道者、関係職員たちです。
バチカンは、カトリックのトップであるローマ教皇の住まいであり、
世界中のカトリック信者にとって精神的な中心地です。
観光地としても有名なサン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館がありますが、
実はその内側には、あまり知られていない歴史やルールがたくさんあるのです。
その中でも、ふと疑問に思うのが
「なぜ女性の聖職者がいないのか?」という点ですね。
カトリック教会の聖職者とは、主に神父、司教、枢機卿、そしてローマ教皇などを指します。彼らはミサを行ったり、告解(懺悔)を聞いたりと、特別な役割を担っています。
でも、その中に女性は一人もいないのです。これはどうしてなのでしょうか???。
カトリックの教えでは、
イエス・キリストが選んだ12人の使徒は全員男性だったという点を根拠に、
神父などの聖職者は男性に限定されているのです。
この考え方は2000年近く続いていて、カトリック教会の法律にも書かれているのです。
さらに1994年、ヨハネ・パウロ2世教皇は
「女性が司祭になることは決して認められない」と明言してしまったのです。
つまり、これは教会としての公式な立場だと言う事になっているのです。
ただし、カトリックの中にも修道女という存在はいます。
彼女たちは祈りや奉仕に人生を捧げ、教育や医療、福祉などの分野でとても大きな役割を果たしています。
しかし、修道女は神父とは違い、ミサを執り行ったりする聖職には就けないのです。
これは信仰の深さや能力の問題ではなく、制度そのものがそうなっているのです。
どんなに敬虔で優秀であっても、女性が聖職者になる道は今のところ閉ざされているのです。
しかし、時代は少しずつ変わりつつありますね。
世界的にジェンダー平等の意識が高まる中、
「女性も聖職者になれるべきではないか」という声も上がってきているようです。
特にヨーロッパやアメリカなどでは、女性の役割をもっと広げようという動きも見られます。
今の教皇であるフランシスコは、
女性の教会内での役割拡大に前向きな姿勢を見せていますが、
神父になれるかという問題にはまだ踏み込んでいないようです。
伝統と時代の価値観の間で、教会も難しい立場にあるのが現状なのかと推測されます。
バチカン市国は観光地としてだけでなく、今も宗教的な意味で重要な場所です。
そしてその内部には、
現代社会が直面しているジェンダーや平等といったテーマも、実は深く関わっているのです。
女性の聖職者がいない理由は単なる差別ではなく、長い歴史と信仰に根ざした制度ですが、それがこの先どう変わっていくのか、多くの人が注目しています。
知っているようで知らないバチカンですが
だったらあれはどうなっているの????
そのあれとは????は
明日に続く、、、。