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社長&顧問ブログ

2024.4.7

神棚封じ?

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 葬式仏教の話になってしまいました

本来ならば 靖国神社の話に進まなければなりませんが、

 

先日 お父様を亡くされた方が 喪中の間は 神棚に白い半紙を貼らなければ

ならないと言う話をされていました。

 

私はこれは喪中の間 亡くなった方に集中しないと言う意味なのかと思っていました。

 

仏壇も 喪中の間は閉めておくようにと昔言われた気がしますが、、

 

で神棚に白い半紙を貼ると言う行為は 神前葬式の話にも繋がります。

 

この話も 先日途中でしたので ここで続きを書きます。

 

葬式仏教と言われるように 普通の日本人は 身内が亡くなりますと お寺で

葬式を行います。

 

それで ふと思ったのが そういえば神社で 葬式をしてるのを見たことないなと

言う事です。

 

しかし 喪中の時の白い半紙を貼る事から 神社で葬儀がないのが分かるのです。

 

喪中は一定期間の儀礼的な禁忌状態ですが、

日本には神道の死に対する考え方が古来より根付いています。

仏教では輪廻転生の思想が根底にあり、霊魂がさまよわないように、

故人を成仏させるための供養が必要だと考られています。

 

それに対して神道では、死に対して全く違った考え方を持っているのです。

輪廻転生の思想はなく、亡くなった者は永遠に神様になり、

子孫を守ると考えられています。

そしてその神様を祀るのが神棚ということになるのです。

 

神道では、死は穢れを意味するのです。

穢れとは、不潔、不浄、理想ではない状態を指し、内面的なけがれを指しています。

死だけではなく、

古くは、罪や疫病、血を伴う出産や月経も穢れと考えられていましたね。

また穢れは清めの儀式により取り除かれると考えられています。

 

そういう意味で分かると思いますが、

神社の手水舎も、穢れを祓うために設置されているのです。

 

穢れを神聖な神棚に持ち込まないために、

亡くなった者の身内は神棚封じの時に神棚に触れてはならないとされているそうです。

そのため神棚封じを行うのは、

亡くなった人の家族ではない誰かに行ってもらう必要があるというのです。

私の知人は、葬儀社の人にお願いしたそうです。

 

神道では死は穢れを指すので、神社に穢れを持ち込むことはタブーとされているわけで、

神社は神聖な場所ですから、

神葬祭は神社では行わず自宅か斎場で行われることが多いと言う事になるのです。

 

お彼岸には墓参りを行い 正月には初詣に行くのが 今の平均的な日本人ですが

このような慣習をどれだけの方が知って 守っているのか?と

思ってしまいますね

 

と言う事で

神社で葬式がない理由はわかりましたので

先へ進み

 

靖国神社あれこれは

またまた

明日へと続く、、、、、

のか????

 

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