EXECUTIVE BLOG
2025.1.17
高光産業株式会社 妹尾八郎です。
昨日からの続きです。
昨日までは
神像や仏像が海から現れる伝承は、日本人にとっての海の重要性と、
そこに宿る神聖な力への畏敬を象徴していると言う話でした。
で 今日は 神社ネタのはなしから 福岡のある神社の話に進む予定でしたが、
恵比寿神社が博多にありますが 大阪では 何故か 恵比寿は戎と書きますね、、
で、今日は大阪を代表する福の神、「えべっさん」についてのお話です。
大阪では「戎」と書いて「えびす」と読みますが、全国的には「恵比寿」という表記が一般的ですよね。
では、なぜ大阪だけ「戎」と表記するのか?ですが、
一つ目の理由として考えられるは、
関西では「戎」というシンプルな表記が好まれています。
「恵比寿」というと少し堅いイメージがありますが、「戎」は一文字で分かりやすく、
親しみやすさを感じると言うわけです。
商人文化が根付く大阪では、こうした実用性が重視されたのかもしれませんね、、。
「戎」は、商売繁盛の神様として大阪の文化に欠かせない存在ですよね。
「恵比寿」と表記してしまうと、全国的な一般イメージに近づいてしまいますが、
「戎」とすることで大阪ならではの個性を強調しているとも考えられますね、、
大阪で「戎」と書く理由には、簡潔さ、親しみやすさ、そして地域独自の文化が影響しています。「えべっさん」と呼ばれ親しまれる戎神は、大阪の人々にとってただの神様ではなく、生活や商売を支える身近な存在なんですよね、、。
この毎年1月10日を中心に開催される「十日戎」は、
大阪をはじめとする関西地方で商売繁盛を願う伝統的な祭りですよね、
関西では「えべっさん」の愛称で親しまれる戎神を祀り、多くの人々が神社を訪れています。このお祭りがなぜ行われるようになったのか?? についてですが、
十日戎の起源は、新年に豊作や商売繁盛を願う古代の農耕儀礼や祭礼に由来すると考えられています。
年明けの1月10日頃、神様を迎えて感謝し、無事を祈るという風習がもとになっています。
また、「十日」が選ばれた理由は、
古代の暦では10日ごとに節目とされていたことに関係があると言われています。
特に1月10日は新しい年の商売や漁業をスタートさせる大事なタイミングとされていたと
言う事なんです。
商売繁盛を願って多くの人がこの「えべっさん」にお参りしますが、
この時に欠かせないのが「福笹」ですよね。
でも、どうして「笹」なのでしょう?
神社で授与されるこの福笹には、どんな意味が込められているのでしょうか?
の意味をご存知の方は少ないかと思います
十日戎は笹を持って行くのが当たり前ではなく その理由を知ると面白いですよ
その理由ですが
笹は、冬の寒さの中でも青々と茂り続ける植物で、
その生命力の強さから、古くから「繁栄」や「成長」の象徴とされてきました。
商売繁盛を願う十日戎にぴったりの縁起物として、笹が選ばれたのです。
また、
笹の節目がはっきりしていることから、
「節目を大切にし、成長を続ける」という意味も込められているのです。
笹には「しなやかに揺れる」性質があります。この動きが風を呼び込むとされ、
「幸運を引き寄せる力がある」と信じられていました。
商売の世界では、良いご縁やチャンスを引き寄せることが重要なので、
笹が福を呼ぶ象徴として広まったと言うわけなんです。
笹が十日戎のシンボルとなったのは、江戸時代からと言われています。
商売の街・大阪では、笹が「繁栄の証」として親しまれ、
十日戎の際には欠かせないものとなり、
今では、福笹を手に参拝することが「えべっさん」の風物詩として定着していますね。
十日戎における笹は、「繁栄」「幸運」「商売繁盛」を象徴する、大切なアイテムだと言う事で、そのしなやかさと生命力が、私たちの商売や生活に福をもたらしてくれるんですね。
十日戎に欠かせない笹には このような理由があったのです、、、、。
で
明日は 博多のあの神社の話に、、、、
続くのか???