EXECUTIVE BLOG
2022.6.4
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
昨日までは 寛政の三奇人の 高山彦九郎の話でした
そして この高山彦九郎が 当時の天皇にあるモノを送ったと
いうのが 昨日からの続きとなります。
高山彦九郎が 何を送ったのか??? と言うと それは亀だったのです。
亀を送ったくらいで 天皇陛下がお喜びになるのか?
不思議ですよね
しかし この時 光格天皇は
「はかりなき千尋のふちにすむ亀は
げに萬代の齡なるらし」
と言う歌を残しているのです。
如何に
この時に亀を献上された事が嬉しかったのでしょう
高山彦九郎と 面談することになるのです。
尊王の志士である高山彦九郎としては 死ぬほど嬉しかったに違いありません
で この亀なのですが
どんな亀なのか? 興味が湧きますね
その亀とは 緑毛亀 なのです。
ご存知でしょうか????
緑毛亀は 蓑亀とも呼ばれているそうです
とても珍しい亀の種類なんです。
この「蓑亀」をごぞんじない方も、どんなカメなのか、漢字から何となくイメージできるのではないでしょうか。
蓑を着けたような亀なのです。
浦島太郎が乗っていたのが この 蓑亀なんですよ。
生物学的には、ミノガメという種があるわけではありません。
背甲に藻が付着したものを『蓑亀』というそうです。
吉兆のあかしとされて来た「蓑亀」は、
宮中に献上されると元号が変わるほど、古くから珍重されてきました。
「霊亀」「宝亀」などの元号がその例です。
中国では「緑藻亀」「緑毛亀」と呼ばれ、霊亀、神亀、福亀としてあがめられ、
龍、鳳凰、麒麟とならんで「四大幻獣神」とされているのです。
この様に珍しい亀を 光格天皇に献上したことで面談が叶ったのですから
やはり この亀は縁起が良いのでしょうね、、、、。
この彦九郎 当時の幕府からすれば危険思想の持ち主になります
それは 当然で 前にも書きましたが 徳川家に対抗する勢力が出て来るとするならば
それは 天皇を擁した勢力だからです。
そして 彦九郎が尊王論を全国に広める事は非常に危険な行為であるとみなされていたのです
そして この彦九郎 最後は九州にまで来て 尊王論を説いていたようですが
久留米の 森さんと言うお医者さんの家で 自刃したそうです。
久留米の 編照院に 高山彦九郎の墓はあるそうですが
維新の志士たちは頻繁にお墓詣りに来てたそうですが
時代が変わった今は なかなか訪れるかたはよほどの歴史好きな人に限られているようです
で さっそく 行く事にしました、、、、。
しかし 維新後 長州藩が大きな力を持つことになるのですが
長州藩はもともと大きな藩でしたね
それが 関ヶ原で敗れ 萩に追いやられてしまうのです
ここで 意外に知られていないのが
東軍の総大将が 徳川家康だという事を知ってますが
西軍の総大将は誰?? と聞くと 多くの方は
それは 石田三成だと答えますが
これは勘違いです
西軍総大将は??????
あの人ですよね
その人とは???????
それは
明日に続く、、、、。