EXECUTIVE BLOG
2024.7.3
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 亀の話から
縁起が良いの話になりました。
「縁起がいい」や「縁起が悪い」という言葉は、
日常的に使われるもので、さまざまな言い伝えやジンクスがありますね。
「茶柱が立つとは縁起がいいね~」
「そんなこと言わないでよ、縁起でもない」
「これは縁起物だから玄関に置いとくといいよ」
など、ときどき縁起という言葉を聞くことがあります。
この縁起という言葉、実は仏教が由来といわれているのです。
ところが、
本来仏教では「縁起がいい」「縁起が悪い」という使い方はされないのです。
もともとの意味が変わってしまって現代の使われ方になっているようです。
「縁起」の本来の意味は「因縁生起」ともいわれているのです。
「生起」とは、生じ起こるという意味で、
私の身に起こるさまざまな結果・出来事のことです。
仏教では、起こったことには必ず「因」と「縁」があり、
「因」と「縁」がそろってはじめて「結果」が生じ起きるのだと教えていますね、、
ですから「因縁生起」のことを「因縁果」とも言われます。
「因」とは「原因」のことです。そのような結果が起こった直接の原因のことを「因」といいます。
「縁」とは、原因と結びついて結果を起こすもので、間接的な条件のことです。
わたしの身に起こるすべての出来事は、
自分の行いが原因であり、よくも悪くもすべては自業自得と言う事になるのです。
仏教では、すべてのことは因縁がそろって生じ起こると教えていますね、
だからこそ、
原因となる自分の行いによくよく気をつけなさい、
反省と努力に心がけなさいと言われるのです。
そして、縁となる周りの人や環境に感謝して大切にしていくことで、
明るい未来が切り開かれてゆくのですよと教えられています。
反対に、怠けてばかりで自分の言動を省みず、縁のせいにしていては、
暗い未来になってゆきますよと戒められます。
「縁起」という言葉には、
何か縁起を担いだりとか縁起物を置くことで明るい未来がやってくるというイメージがあるかもしれませんが、
しかし、本来の「縁起」からすれば、因(行い)と縁(環境や周りの人)によって
結果が起きると言う事になるのです。
いい結果が得られるかどうかは、自分次第だと言う事なんです。
縁起に頼ることは 他力本願になってしまいます。
そうは言っても
何かに頼りたいすがりたいのが人間です。
何が縁起が良くて悪いのか??
色々な言い伝え迷信がありますが それを含めて日本の文化をなしているのかもしれません、、。
では
どんなものが縁起が良いと言われていたのか????
それも知りたいですね、、、、
それは??????