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社長&顧問ブログ

2023.10.27

脚気の診断

 

 

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 樋口一葉を見出した森鴎外の話になりました。

確かかれは天才的な才能があり 今で言うと飛び級で 小学生くらいの時に

東大に合格していたのではなかったですかね

 

そんな 天才が 脚気になるのは 細菌のせいだと主張し 当時の陸軍の主食が

白米だったので 軍人の間で 脚気が蔓延したとそうです。

この脚気ですが

ビタミンB1が不足して起こる疾患で、末梢神経の障害と心不全による全身浮腫を起こします。

脚気の初期には食欲不振があり、他に全身がだるく、とくに下半身に倦怠感が生まれるとの事です。

次第に足のしびれやむくみ、動悸、息切れ、感覚の麻痺などの症状があらわれます。さらに進行すると手足に力が入らず寝たきりとなり、

そのまま放置すると心不全が悪化して死に至ることもあります。

こういう症状が 日露戦争の時に多くの兵士に症状が現れたために ロシア軍から見て

日本軍の兵士は皆フラフラしていると馬鹿にしていたそうです。

脚気は、古くは江戸時代から明治、昭和初期まで国民病として多くの死者を出していましたが、医学が進歩しビタミンについて研究が進んだ現代では、脚気にかかる人はほとんど見られなくなっています。

 

しかし、インスタント食品中心の食事や野菜不足、清涼飲料水の多飲、アルコールの多量摂取など偏った食生活をしている現代人に、「脚気予備軍」が増えているといわれていますので 気を付けたいと思います。

 

しかし この脚気の検査

最近の方に言うと驚くかもしれませんが

黒いハンマーのようなもので 膝のくぼみを叩いて それで反応がないと 脚気と診断されていたのです。

何故叩くかと言うと

脚気になると 末梢神経に異常をきたすそうで その症状がある方は

脚がぴょこんと刎ねないのです。

 

我々も小学生の時は 友達の膝を叩いて ぴょこんとなるのを見て遊んでいました。

いまどきそんな子供はいないでしょうね、、。

それだけ豊かな時代になったと言うことです。

 

と言う事で

今日は 脚気の話になってしまいましたが

 

樋口一葉の話に戻ると 彼女は 5千円札に印刷されています

来年は 津田梅子さんですね

 

私は 樋口一葉が女性初だと思っていたのですが

実は、、、、、、。

 

 

明日に続く。。。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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