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社長&顧問ブログ

2019.5.21

腰掛の青年

 

以前に海外の小学校の教科書に載っていたお話だそうです。

 

★ある青年が小さな町の食堂で出前の仕事をしていたところ、学生時代の友人にばったり出会いました。

「ここで君は何をしているのか?」と問われ、その青年は「僕は大会社の重役に迎えられることが決まっているので、ここで社会勉強をしているのだ」と答えました。

 

「若いのに重役に迎えられるとは大したものだ」と友人は感心していました。

 

その数年後に、また別の店で皿洗いをしているその青年に出会いました。

「あの重役の話はどうなったのか?」と尋ねますと、「その話は延期になったので、ちょっと腰掛けのつもりでここで皿洗いをしているのだ」と答えました。

 

それから更に20数年たった後に、その友人が道を歩いていると、体の不自由な男が石に腰掛けていました。

 

よく見ると、以前に皿洗いをしていた友人だったのです。

「あの重役の話はどうなったのか?」と問いかけますと、「その話は流れてしまった。腰掛け仕事ばかりしているうちに、体が不自由になってしまったのだ」と言いました。

 

★このお話は、『腰掛けの青年』というお話だそうですが、戒めとして伝えられています。

 

今の仕事を疎かにしていては、結局いつまでたっても成就しません。

どんな仕事でも、今、自分に与えて頂いた仕事は打ち込んで一生懸命させて頂くことが大切だと言う事なんですね。

 

今日を大切にしなければ、明日を切り開いていくことが出来ないのです。

大切にしなければならないのは、今日この一日、今この瞬間であるのですね。

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