EXECUTIVE BLOG
2023.5.21
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 仏教の話諸々でした。
宗教的に分類すると 日本人の多くは 仏教徒と言う事になっていますが
それを自覚している人は どれくらい居るのでしょうか? と
疑問が 湧いてきます。
元々日本は 八百万の神を信じていたのですが 西暦500年くらいの時に
時の権力者 天皇家の周りの貴族たちは 国を治めるのに 仏教の教えが
役立つと考え 仏教を普及させようとしたのだと思います。
八百万の神では 特に経典も無ければ 教えもありませんので
それでは 統治が難しいと考えたのだと思います。
仏教には宗派があり それぞれの経典がありますが
神道は 最近の新興宗教でない限り そのようなモノがありませんね、
例えば 自然崇拝で 太陽の神の教えは何なのか? 石の神様の教えとは??? と
聞かれても そこには何もありませんね ただ 自然に対して手を合わせているに
過ぎないのです。
ただ 卑弥呼の時代とかは 神様を呼び出せるとか言う祈祷師がいて
確かシャーマンとか呼ばれる人が お告げとか称して 民衆をコントロールしていたのに
比べて お釈迦様からの仏教の教えの方が何かと都合が良かったのでしょうね
しかし 現代社会において 仏教の縛りや 神道の縛りは殆どの人は感じて
居ないと思います、
ただ 身内が無くなれば お葬式をあげて そこには 関係するお坊さんを呼んで
お経をあげて頂き そして戒名を頂いて お寺のお墓に納骨する位の時にしか
仏教に関わる事はないかと思います。
現代では、戒名は一般的に亡くなった人につける名前のことを指しますね、
本来戒名というものは、現代とは逆で、
人が生きているときにつける名前のことを意味しているのです。
つまり、人が仏門に入るときにつけてもらう名前のことを戒名と呼んだのです。
戒名をいただき、同時に現世の名前である俗名を捨てることによって、
身も心も仏教に仕える仏弟子になる、ということを意味しているのです。
また戒名は、戒律と呼ばれる、仏教における生活規律を守る証としてつけるという意味もあるのです。
ところが、日本に仏教が伝わってしばらくすると、
日本では、人は死後に成仏するものであるという考え方が広まりました。
葬式で僧侶は、亡くなった人を仏の世界へと送り出す役割を果たすのが役目なのです。
これを引導を渡すと言います。
ところがこのとき、
亡くなった人が仏の世界に行くには俗名のままでは良くないということで、
だんだんと亡くなった人に戒名をつけるという風習が生まれて来たのです。
この風習が現代でも残っていて、
今では、亡くなった人につける名前のことを戒名と呼ぶようになったのです。
簡単に言いますと仏教徒にならないまま死んでしまうと 極楽に行けないので
身体は亡くなっていますが その遺体を前に お経をあげてにわか修行を済ませた事にして
戒名を与える事で 仏となった故人が極楽に行けると言うことなのです。
こんな事で権力者は 仏教やお寺を統治に利用したのですが
特に江戸時代には
ある 制度を編み出したのです
それは???
明日に続く、、、。