
EXECUTIVE BLOG
2023.8.30
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは めでたさの象徴である 松竹梅の話でした。
江戸時代のお寿司屋さんを中心に お品書きに登場したらしいのですが
最初に使われたのは 江戸の鰻屋だったとも言われています
そこで思ったのが 土用丑の日に鰻を食べると決めた平賀源内がこのアイデアの
生みの親ではと思ってしまいました。
彼は 科学者だでけなく マーケティングからコピーライターとしての
才覚もあったのです。
では マーケティングの元祖は 平賀源内なのか? と思ってしまいますが
実は 三井越後呉服店が元祖だと言われています。
今日は松竹梅の 続きで 竹と梅が 何故縁起が良いのか???に進まなければ
なりませんでしたが またまた話が逸れて マーケティングの元祖の話を少し、、、、。
ピーター・ドラッカーによると、いまや欧米が先進国である〝マーケティング〟の起源は、なんと三越の前身「三井越後屋呉服店」にあったと言われています。
1650年頃、三井家により江戸で開業された越後屋の商売には、
販売方法や販促活動のアイデア、顧客との関係構築のコツが満載なのです。
販売方法から見てみますと、
当時の一流の呉服商は、得意先の屋敷を訪ねて商品を販売する「屋敷売り」や、
注文を聞いてからあとで商品を持参する「見世物商い」などが訪問販売が一般的でした。
ところが、越後屋はそうした従来の販売方法にとらわれず、
「店前売り」と「正札現金掛値なし」という、画期的な販売方法を世界で初めて導入したのです。
越後屋が採用した店前売りとは、店舗を構えて商品を販売する方法でした。
商人が店舗で顧客と対面し、好みや要望、予算に合わせて商品を蔵から持ってきて提示するという、いわゆる〝対面での接客販売〟をできるようにしたのです。
これは、顧客にとっても、店先でさまざまな商品や価格を見て、
比較検討をしてから購入できるというメリットがありました。
顧客とのコミュニケーションが深まることで信頼関係ができて、
リピーターを増やすことにも繋がる事ができるようになったのです。
他にも今までにない 販売方法を編み出したようですが、
どんなに画期的な販売方法を行っても、
消費者たる江戸の人々にそのことが伝わらないと意味がありません。
それで越後屋が思いついたのが、木版印刷された「引札」だったのです。
現代の宣伝チラシや広告でもある「引札」を配布して、
越後屋は積極的に販売促進活動を行う事を始めたのです。
今で言う宣伝したりである引札では、
「正札現金掛値なし」という新しい販売方法を行っていることを知らせたり、
低価格なだけではなく商品にも特色があることを載せたり
年賀大安売りなどのイベント情報などを紹介していたのです。
今では当たり前の販促手法ですが 当時は誰も思いつかなかった手法だったのです
いつも常識に囚われてはいけないと自分でも言い聞かせていますが
江戸時代の三越に そのような常識破りの人がいたのでしょうね、
多分 当時でも 「そんな事をしても意味がない」 とか
「できるはずがない」とか 否定する人が多かったと思いますが
それを打ち破ってこそ新しい サービスが生まれるのだと言う事を改めて感じます。
他にも ブランドアップにも尽力したのですが
それは どのように????
は
明日に続く、、。