EXECUTIVE BLOG
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2021.4.30
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
筑後地方での不動産購入案件から
そこに 事務所付き配送センターを建設するにあたり
元の所有者のゴム工場の解体工事を行うと言う話でした。
そこで 起きた大きな事件と言うのが
解体作業中に 誤って工場の中に残っていた廃油を
近隣の田んぼに流してしまった事だったのです。
そのエリアは 筑後の穀倉地帯であり 田植えも終わり
稲が実るのを待つ真夏の出来事で、
私としましては 直接的には関係はありませんでしたが
すぐに現場に駆け付け 大事なお米を守るため 被害を広がらせないために
真夏に数日間徹夜でそれは 必死で廃油の除去作業を行ったのです。
昼間は炎天下の中の作業ですし 夜は根津の作業で疲労困ぱいでしたが
お米を守りたいの一心で皆で力を合わせて作業に取り組んだのです
果てしなく広がる田んぼでしたので 除去しても除去しても作業はなかなか
終わらなかったのです。
しかし 誰一人文句も言わず本当に必死で作業を行って 5日間程過ぎた頃に
ようやく目途が立ち 農家の方々に立ち会って頂き 最終の判断を得ることになりました。
そこでは 我々は罵声を浴びせられはたまた莫大な損害賠償金を要求されると思いながら
ただただ頭を下げて待っていたところ
農家の方々から頂いた言葉が
「良く 不眠不休で事に当たって頂きました 多少油で汚れた稲もありましたが
農作物に問題は無いようです、本当に頑張って頂きありがとうございました。」
と
なんと怒られるどころか感謝の気持ちを頂いたのです。
我々の誠心誠意の作業を認めて頂くことになり
勿論賠償金も一円もなかったのです。
何か 問題が起きた時は そこから逃げるのではなく
誠心誠意事に当たることが肝心であるなと
改めて思う出来事でした。
そして 無事に解体工事から建設も終わり そこで 配送センターが稼働することになるのですが
これも 建設までの努力を認められ そこの運用も任せて頂ける事になったのです。
一つの物流の仕事を請け負う為に 常識で見たらなんと遠回りのことしてるのだ？
建設が終わるころに普通に営業に行けば良いでは？ と言う人もいましたが
この過程の中で 色々な事が学べ結果相手の信頼信用を得る事で大きな仕事を
受注することが出来るという事を
まだ 新米社会人の当時学ぶ事ができました。
これらの経験を得て
次なる戦略を立てて行くことになるのです
次なる戦略とは何か？？
それは
明日に続く、、、。
