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社長&顧問ブログ

2024.3.14

陸軍対警察

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 東大野球部の話から

東大と言えば高級官僚だというはなしから 最近の市役所のサービスがアップした

と言う話になりました。

 

東大の話から 東京大学安田講堂や赤門の話に行きたいところですが

昔の警察官は 高圧的だったことから 一般市民に対して呼ぶとき

「おいコラっ」と呼んでいたようです。

 

そんな話から 又戦前の話に戻りますが

昔は軍隊があり 軍人がいました

今日は 話が長くなるので 簡単に書きますが

 

軍人は 天皇の軍隊であると教えを叩き込まれていました。

 

この事から 大阪で 後に大問題にまで発展する事件が勃発しました

 

この経緯についても 随分前に書いたので 詳細は省きますが

 

当時陸軍の一等兵が 信号無視しして道路を横断している時に 近くの交番の巡査に

それこそ おいこら と呼び止められて 交番に連行されたのです。

 

お互い 階級は一番下に近いのですが

一等兵であろうとも 自分は天皇の軍隊の兵士であると言い張るのですが

巡査も自分の職務を全うしようとしました

 

その一等兵が言うのは

「軍人は憲兵には従うが、警察官の命令に服する義務はない」と抗弁し抵抗したため、

交番内で殴り合いの喧嘩となり、お互いが怪我を負ったのです。

 

その時に当時の憲兵隊は

「公衆の面前で軍服着用の帝国軍人を侮辱したのは断じて許せぬ」

として曽根崎署に対して抗議したのでした。

 

この事件の概要は憲兵司令官の秦真次中将や陸軍省にまで伝わり、

最終的には昭和天皇にまで達することとなったのです。

 

この事から分かるように 軍人と警察はどちらが位が上かの

プライドの争いだったのですが

戦争中に起こったこの事件は、軍部が法律を超えて動き、

政軍関係がきかなくなるきっかけの一つとなったと言われています。

 

お互い 頭を下げていれば大事にはなりませんでしたが

こんな小さな事件がきっかけに 軍部独走の道が出来てしますと考えると

なんとも恐ろしい事だと思います。

 

何事もトラブルは小さな時に摘み取るべきだとの教訓かと思います。

 

陸軍が当時は力を誇示していましたが

もう一つ強い権力をもった省がありました

 

それは 今はないので ご存知ない方が殆ですが

その省とは?????

 

は  明日に続く、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

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