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社長&顧問ブログ

2020.11.22

隣組続き

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは インターネットが世の中に出てきて

大変便利な時代になりました。

それは 情報を一瞬で広く発信することが出来る事

そして多くの情報を一瞬で収集できる時代になったのです。

 

インターネットの長所はそのグローバル性にあると言われていたのです

 

一方で あまりにグローバルすぎて地域に特化することがなかなかできず

ローカルな戦略には不向きの様に思われていました。

 

その事を考えていた時に 私はグローバルなツールを使いながらローカルな戦略を

立てて行かなければ 地域の発展には繋がりにくいと考えていて

それが その後の 情報協同組合の発想になっているのです。

 

そして その情報協同組合の原点になったのが

昭和の方はご存知かもしれませんが 隣組と言う制度だったのです。

 

先日 隣組の歌をここで載せましたが

改めて その歌詞を振り返ってみますと

 

一番と二番のみ紹介します

 

1.とんとん とんからりと 隣組

格子こうしを開ければ 顔馴染み

廻して頂戴ちょうだい 回覧板

知らせられたり 知らせたり

 

2.とんとん とんからりと 隣組

あれこれ面倒 味噌醤油

御飯の炊き方 垣根越し

教えられたり 教えたり

 

簡単な歌詞の中に情報の大切さが伝わって来ませんか?

 

隣組ですから今でいえば自治会の小ぶり版でしょうか?

極小地域情報を回覧板と言うツールを使って

情報交換していたのです

 

知らせられたり 知らせたり

とか

教えられたり 教えたり

まさに情報の伝達手段です。

 

今でいえば ライン メッセンジャー メールと同じではないかと

思いますね

違うのは ラインなどは あくまでも仲の良い方同士の通信手段ですが

 

この時代は 隣組と言う制度の元に回覧板を回して地域の情報を

交換していたのです。

では

この隣組と言う制度は いつどのようにして出来たのか?

を まず知らなければなりません

もともと江戸時代に五人組・十人組という村落内の相互扶助的な面もある行政下部組織が存在していて、この慣習を利用したものなのです。

 

その後日本が第二次世界大戦に突入して、国家総動員法、国民精神総動員法等が

制定されて

 それに合わせて内務省が訓令した「町内会等整備要領(内務省訓令第17号)」(隣組強化法)によって制度化されたのでした。

5軒から10軒の世帯を一組として、

団結や地方自治の進行を促し、戦時下の住民動員や物資の供出、統制物の配給、空襲での防空活動などを行っていたのです。

その一方で

思想統制や住民同士の相互監視の役目も担っていた為に戦後の1947年、連合国軍最高司令官総司令部により禁止されたのでしたが、

その後も町内会等は現在に至るまで多くが残存して、今でも回覧板など隣組の活動形式を残している所もあるようです。

昔からこのような組織を活用して情報交換をしていたのです。

 

この考え方が 情報協同組合として発展していくのです

そして その仕組みと言うのが

先日からの話の続きとなるのです

 

それは

 

明日に続く、、。

 

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