EXECUTIVE BLOG
2024.9.29
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 狼男と鳥天狗の話しでした。
で
話しが変わって 牛若丸に 剣術を教えたと言うのが この鳥天狗だと言われています。
へえ そうなのか と思ってしまえばそれまでですが
本当に妖怪のような鳥天狗が 牛若丸に剣術を教えたのか??
そんな訳ないと思わずに この話を 小さい時から受け入れてしまっていました。
牛若丸、後の源義経が鳥天狗から剣術を教わったという伝説は、
彼の英雄的なイメージを強調するためのものと言うのが本当の話しだと思いますね。
牛若丸は幼少期に鞍馬寺に預けられ、そこで鳥天狗から剣術や武芸を学んだとされています。
この鞍馬山が 霊山と言われていたので そこに 天狗が居ると言う事にしたかったのでしょう。
牛若丸伝説の背景には、以下のような理由が考えられると思います。
牛若丸が天狗から特別な訓練を受けたという話は、
彼が並外れた能力を持つ英雄であることを強調するためと言う事と、
鞍馬山の天狗は神秘的な存在であり、彼らから教えを受けることで牛若丸の物語に神秘性と魅力が加わらせたのだと思います。
さらに、天狗からの教えは、牛若丸が武士としての道を歩む決意を固める重要な要素として描かれていますね、
牛若丸と天狗の関係は、彼の伝説をより魅力的で壮大なものにするための要素として、
後年の人が 仕立て上げた産物だと思います。
数多くのパワースポットがあるとされる京都ですが、
そのなかでも霊山である鞍馬山が、もしかしたら一番のパワースポットかも知れないとも言われています。
天狗が居るこの鞍馬山とすぐ隣のこれも霊山の貴船山を含めて強い龍脈が通っているそうで、
鞍馬山から貴船山へは龍神の通り道にあたるという話もあります。
実際、貴船山の神である貴船明神は水の神であり龍神であるとされ、
また鞍馬山にも龍神池があり、古くから龍と関係が深い場所だと言われているのです。
鞍馬山のシンボルである鞍馬寺の話にこのような話が残っています。
それは、
奈良時代に艱難辛苦の末に唐から日本に渡り帰化した僧である鑑真の弟子・鑑禎が、
ある夜に山城国(京都府)の北方に霊山があると告げられる霊夢を見ます。
鑑禎がその霊山を訪ねて行くと、山の上に宝の鞍を載せた白馬が見え、
そこが鞍馬山だったと言うのです。
鞍馬山に入った鑑禎は女の姿をした鬼に襲われ殺されそうになりますが、
そこに枯れた古木が倒れてきて鬼はつぶされ助かります。
翌朝、そこには毘沙門天の木造があったことから、
ここに毘沙門天を祀る鞍馬寺を建立したということだそうです。
こんな背景がある事から
天狗伝説が生まれ その後 これを利用して 牛若丸伝説を 源氏側が作ったのではないでしょうか?
でも なんで そんな伝説を作る必要があったのか???
等の話は
明日へ続く、、、。