EXECUTIVE BLOG
2021.7.15
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
色々な大学に共同研究のメールを送って そこで
情報を得て ITビジネスの向けて考えているときに
地元大学から 面白い提案を受けて
さあ ビジネスモデル作りを開始しようと言う話でした。
ここで 考えたアイデアは
インターネットを活用して 消費者の声を吸い上げることで
今までコストが高かったマーケティングを 安くそして早く出来るサービスを
展開しようと考え
そのサイトも なんでも ためして下さいと言う意味から
「博多おためし市場」 と名付けたのでした。
まだ 〇天さんも世の中に出現する前の話ですが
その時に 既に市場と付けているサイトはそうなかったと記憶しています。
そして アイデアは良かったのですが 問題はここからです。
いざこれを 動かすとなりますと それ相応のシステムを組み込まなければならない事が
分かりました。
システムの開発費用の事など 全く頭にはなかったのです
どんな良いアイデアをだして 例えば 人が楽しめるアミューズメント施設があれば良いねとか 沢山の食材を集めてレストランをするとか
ミュージシャンを集めてライブが聴けるスタジオを作ると考えたとしても
そこには 建築費や内装費 各種資材が必要となるわけです。
システムは それまで簡単に出来るものと思い込んでいた私は
セキュリティの問題とか メールサーバーがどうなるのかと言う事など全く
分からなかったのです
そして それらのシステムを動かすには それ相応のハードが必要だと言う
当たり前の事すら知らなかったのです
これらの事実を突きつけられて どうしようかと考えていた時に
その大学の研究室が 一切のシステム開発をするとの申し出を頂いたのでした。
それまでは まだ 世間にはITが出現したばかりで ビジネスモデルの研究は進んで
居なかったので
私のアイデアに共感して頂き
ITを活用してマーケティングが簡単に収集から分析までできる仕組みを構築しようと
いう事になったのでした。
後に システム会社の人に聞いたところによると
その時に作り込んだシステムを発注すると 数千万円のコストはかかると言われて
驚いたものでした。
有難い事に 大学の研究室ですから エンジニアも優秀な方々が揃っていました
私は作り込みの事は分かりませんが 運用の方法は考えられましたので
これにより 今まで多くの中小企業がコストのかかるマーケティングから解放されて
よりよい商品作りからサービス提供が出来ると思っていました。
流石大学だけあって
これらのシステムは それほど時間をかけずに作り込むことができたのです
テスト運用も終わり
いよいよ実用に向けて進まなければならない時に
最も重要な事を しなければならない壁に当たったのです。
あり得ないシステムをあり得ない程安価で完成したのを
いよいよ 運用するには
この壁を越えなければなりませんでした。
これからの話も
血と汗と涙の物語となるのです
が
それは???
明日に続く、、。