EXECUTIVE BLOG
2022.12.24
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 将棋の話で、
藤井君の指す手は コンピューターでも考えつかないような手を指すと言う話でした。
常識では考えられない棋風なのです。
この藤井君が 小さいころに おじさんに連れられて行った将棋道場で
全ての大人に幼いながらも勝ってしまい
そこを出入り禁止になるのですが
その時かれは 泣きながら
「早く年寄りになりたい」 と答えたと言うのです。
又 将棋デビューしたての頃 雑誌のインタビューか何かで
神様が 一つだけ願いを叶えてやると言ったら何をお願いしますか?
との問いに対して
姉弟子は「将棋が強くなりたい」 と答えたのに対して
藤井君は
「神様に対局をお願いしたい」 と答えたそうです。
普通の人間であれば 姉弟子の様に答えるか、 せめて 「竜王になりたい」
と答えるであろうと考えてしまいますが、
彼には そんな常識は通用しませんでした
この回答から分かるように
とにかく将棋が好きなのです その目的の為に日々研究して新しい手を
考えているのです。
私は 彼を見た時に
以前あった ある棋士の事を思い出しました。
大学時代に入り 友人ができて その友人の家に遊びに行く事が時々あったのすが
ある日 応接間に立ち入った時に
そこに 大きく 王将と書かれた大きな将棋駒の置物がおいてあったのです。
最初は 将棋好きな人なのか? と思っていまして
お父様は 何をされてる方ですか? と尋ねた時に
「きし」ですと答えたのです。 当時は 将棋のプロの事を 棋士と呼ぶとは
知りませんでしたので
その「きし」が 棋士だという事には気が付きませんでした、、。
しかし その人こそ 藤井君が現れる以前まで 常識に囚われない男と
呼ばれた人だったのです。
彼の指す一手を 鬼手と呼んでいたことがあります。
通常ではあり得ない指し方をするのです。
そして あろうことか 王将戦で その後 最強棋士と言われた 大山康晴永世名人との
一局の時 将棋の駒を一枚落として対戦したことがるのです。
将棋は一手差で決まります 終盤になると それまで99パーセント有利だったものが
一手により逆転することがあるのですから
一枚でも駒が足りないと言う事はどれだけ大変かという事は
将棋をする人は皆知っています。
しかも 力が拮抗する王将戦での戦いで その棋士は 一枚落としたのです。
この棋士は一体だれなのか?
何を一枚落として大山永世名人に勝利したのか????
それらは
明日に続く、、。