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社長&顧問ブログ

2025.1.11

10円札

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

昨日までは 奈良時代後期の話しで

僧侶道鏡の話しでした。

 

彼は 権力を手にしてた事で 天皇の地位まで奪おうと策略した人物でした

そして その悪事をばらしたのが 和気清麻呂で

彼が居なかったらら 今の天皇制は存続していなかったかもしれないのです。

 

そういう理由からでしょうか 和気清麻呂の銅像が 皇居近くに建立されています。

竹橋駅から2分くらいの 大手町寄りに 建っているのを先日確認しました、

思わず手を合わせて感謝の意をお伝えしてしまいました。

 

で 今日は 昨日の続きとなります、、、。

 

道鏡が付いたと言う大嘘は、それは大分県の宇佐八幡宮からのご神託だったのです。

『道鏡を次の天皇に付ければ日本は安泰である、道鏡を時期天皇に据えるべきである』

このような神勅が下ったと言うのです。

 

権威ある者の発言というのは、たとえ嘘であっても事実であるかのような現象が生じます。権威に抵抗できない現実が、事実であるかのような流れを作り出してしまったのでした。

 

そうは言っても天皇家存続にとって大きな事になります

それで称徳天皇は事実を確かめる為、一人の男を宇佐八幡宮に遣わしました。

この役に任命されたのが和気清麻呂だったと言うわけなのです。

 

清麻呂はご神託の真実を確かめる為、宇佐八幡宮に向います。

宇佐八幡宮に到着した清麻呂は真偽を問います。

 

 

 

結果は・・・

『嘘』やはり、道鏡は嘘を付いているとの 神託を清麻呂はうけたのでした。

それで

清麻呂は称徳天皇に道鏡の信託は全くの嘘であったとの真実を伝えます。

 

嘘を暴かれた道鏡は怒り狂います。

時の権力者である道鏡の怒りを買った清麻呂は左遷され失脚してしまいました。

しかし、嘘が公になってしまったことで道鏡の権威は低下していき、

歴史の表舞台から姿を消すことになります。

 

その後の道鏡は 今の栃木県の薬師寺と言う所に行ったとされていますが

いまそこには地名しか残っていないようです。

 

これらの結果、清麻呂は道鏡の企みを暴いた英雄として表舞台に復帰することになるのです。

 

ここまでは 歴史書などを読むと書いてあるのですが

 

ここで 疑問があるのが 道鏡も宇佐神宮でご神託を受けたといってますし

清麻呂も ご神託を受けたと言ってます

 

ご神託って 本当に神様が現れて そう言ったのでしょうか??

裁判所の裁判官のような人がそこにいたとも考えられません、

 

もし 当時の天皇が それでも 私は道鏡を信じると言ってたならば

その後の歴史は大きく変わっていたでしょうね

 

歴史に イフ は 無いと言われています。

 

いずれにしても

権威を恐れず真実を伝えた清麻呂の行動により天皇の血筋は守られ、

そして皇統は現代まで続き、日本は現存する最古の国になることが出来たと言うわけです。

 

これだけの人物ですから 銅像もあるわけですが

実は 戦前 お札にもなっているのですよ

昭和5年から昭和20年まで 当時の10円札に描かれていました。

 

今思うと 当時の軍部が利用したと思えますね

 

因みに 昭和5年の10円は 現代の価値に置き換えると 2万円程になるようです。

 

2万円札が有ったと言う感じでしょうね かなりの高額紙幣だったと言う事になります。

 

お札と言えば

の話は

 

明日に続く、、。

高光産業株式会社 公式サイト

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