EXECUTIVE BLOG
2024.11.7
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 流行語の話しでした。
最近は言葉の乱れがあると言う事をよく耳しますね、
最近の 若者言葉の事を指す場合が多いようですが、
実は 言葉の乱れと言われているのは 最近だけでなく いつの時代にも
あったようです。
私の知る限りでは、
清少納言が作者とされる『枕草子』にも若者の言葉の乱れを嘆く一節がありましたね、
文学的な説明は 難しいので そこの詳細は避けますが、、。
しかし 何を持って言葉の乱れというのでしょうね
街中でよく見かける 貼り紙で お店などで 「本日休業させて頂きます。」と
いう文字を目にする事がありますが
これは 正しくは 「本日休業いたします」で良いと言う事なのですが、
私は させて頂きますのほうが 店主の気持ちが分かる気がするのですが、如何でしょうか?
言語は本来的に変転・流転するものだと思いますね、
ある時代で「乱れ」と見做されたものが一過性に終わらず、
後世には定着することも多いような気がします。
よくよく考えてみますと 正しい日本語とは 誰が決めて行くのでしょうか??
先日テレビで見たのですが その内容が、
我々世代の時間の言い方と 最近の若者の時間の言い方にずれがあると言うのです
例えば 「7時10分前に集合してください」 と言う言葉ですが
私は これは 7時の10分前の 6時50分に集合するものだと認識していましたが
そのテレビに出てた若いアナウンサーとかは 7時10分の少しまえに集合だと思うそうなのです ですから 7時8分前に行けば良いのだと判断してしまうそうなのです
そうなりますと 6時50分に待機している人は 15分程待たされてしまうと言う事になるのです。
そんな馬鹿な と 私の中の常識では思うのですが
その常識を変えなければならないのかと思ってしまいます。
古い人は こういう事でも 最近は言葉が乱れていると 嘆くのでしょうね
そんな事もあり 正しい日本語を使う文化を作ろうという運動が 文化の日の制定に繋がったのかと思っていました
しかし そうではなかったのです
そもそも文化の日の11月3日は 明治天皇の誕生日でした
それが第二次世界大戦後、
日本はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の指導のもとで再出発を余儀なくされました。
昭和21年に日本国憲法が公布されたのも11月3日でした。
この日が「文化の日」として再制定されたのは昭和23年のことです。
この時、明治天皇誕生日ある天長節は廃止され、
「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として「文化の日」が新たに設けられる
事になったのです。
GHQによる政策は、
戦前の日本の伝統や天皇を中心とした国民の結びつきを断ち切り、
新たな価値観を広めることを目的としていました。
それでこの名称もその一環だと言われているのです。
そのため、「天長節」から「文化の日」への名称変更は、
明治天皇や明治という時代を生きた同胞に対して想いをはせる機会を削ぐことにもつながることからあまり好ましい名称変更とは言えないように思うのですが、、、、、
しかし 文化の日となった以上 古き日本文化を考え守る日だと今は思う様にしています。
ところで 明治天皇の事で 意外に知られていない事があるのです、、、
それは、、、
明日に続く、、、。