EXECUTIVE BLOG
2021.9.7
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 常に頭を柔軟にしておいて 時代に対応できる力を付けておかなければ
ならないと言う話でした。
その時になって慌てても間に合わない事が多いのです
それで 今回の話は 本来であれば 新しいビジネスモデルを産み出して
それを セキュリティ会社も持ち込んだ時の話に続かなければなりませんでしたが
またまた 話が逸れて 一昨日 食品系物流子会社の社長が 困難を乗り越えて
共同物流を行ったと言う話の展開になってきました。
食品会社が数多くある中 大企業のほとんどは 物流子会社をもっており
そこに物流を任せているのです。
メーカー同士日常は 激しく営業競争を行っています
少しでも多くの商品を世の中で出したいと考えています。
メーカーの工場から 全国の拠点である配送センターまで商品を移動させ
そこから 地元の卸店や小売店までの配送を 各物流子会社が請け負っているのです。
それを 先ほどの社長は それぞれ バラバラにお得意先まで配送していたのを
メーカーが協力をして共同配送しようと考えたのです。
これにより 労働力不足の中円滑にモノが運べますし 脱炭素にも繋がるのですが
各メーカーは自分達それぞれの思惑があり 自社の製品を他社との詰め合わせで配送することを なかなか認めなかったのです
この背景には それぞれの配送はそれぞれの会社で行うのが常識だと言う考えで凝り固まっていたからです
今までと違うやり方を持ち込もうとしますと いわゆる反対勢力は 出来ない理由を
どんどん出してくるのです。
共同物流の方が 合理化が進むとは頭では分かっているので
総論は賛成なのですが各論になると反対の意見が噴出し 結局前に進まなくなってしまうのです
そこには 既得権益の話もありますでしょうし 営業的には 自社の特売日や特売商品の数が他社にばれてしまうので そんな事したら競争に負けてしまいますよと言う
意見が営業サイドからも出て来るのです
売り上げの話が営業サイドから出てきますと 物流の話など後回しにされてしまい
理論的は良いが現実は難しいなとの話になってしまうのです。
これは 先日も書いた トヨタのかんばん方式を取り入れた会社も同じ事が当初起きていました。
このかんばん方式は NPS方式とよばれ
ニュープロダクション方式と言う方法です。
簡単にいうと 必要なモノを必要な時に必要な数だけを生産すると言う方式です。
これが出来れば メーカーは合理化が計れるのですが
一番の反対勢力は各社の営業担当から噴出するのです
この話は
又 長くなるので
明日以降に
続くことになります。。