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パブリシティ

2020.5.7

高光産業株式会社が新規特許取得

キャッシュレス時代の祝儀・香典新ツール

 

髙光産業㈱

 

礼節が求められる慶弔金受け渡しの場面で、従来の慣習と融合したスマートな方法が発明された。

 

先日、筆者はとある結婚式に出席した。参加人数は約100人。受付では皆が当然のように現金を入れた祝儀袋を手渡していた。

 

“キャッシュレス”が言われて久しい。国は2025年度までにキャッシュレス決済比率4割を目指す。また、QRコード決済では主な大手の事業者に数百万人や数千万人がユーザー登録している。

最近ではある事業者が、結婚式受付でのQRコード決済を勧める動画も配信している。しかし、冒頭の通り、現状は今でも“現金”を手渡すのが主流だ。

例えばこれが葬儀ならばどうか。受付に対して、香典を「〇〇ペイで」や「△△payで」と申し出ることがはばかられると考える人、またそれをまかり成らんとする人がほとんどだろう。結婚式にしても葬儀にしてもやはり現金、祝儀・香典袋を直接手渡す慣習は根強い。

ではもし、今後も確実に進むキャッシュレス社会において、礼節を欠くことなく、なおかつキャッシュレスに対応したスマートな祝儀・不祝儀が実現できるとしたら?

それらを解決するのが髙光産業㈱(福岡市)の妹尾八郎社長が発明したビジネスモデル特許「慶弔金管理装置、慶弔金管理方法及びプログラム」(慶弔金―)だ。

妹尾社長は物流業を営む傍ら、自身が発明した数々のビジネスモデル特許で中小企業支援を手掛けることでも知られる。最近も結婚式、葬儀の際に当事者の負担軽減や施設側の差別化につながる特許「式典管理装置、式典管理方法及び記憶媒体」を発明したばかりだ(本誌4月号に詳細)。

今回の慶弔金―はそこから派生したもの。専用の祝儀・香典袋にQRコードを印字したメッセージカードが入っており、受け取った側(新郎新婦や遺族)が後にQRコードにスマホをかざせば、祝い金や香典がEC(電子商取引)で支払われる仕組み。慶弔金を送った人々のリストが自動作成出来たり、メッセージ動画といったコンテンツを付随させることも可能だ。当然、結婚式や葬儀の受付時は専用の祝儀・香典袋を直接手渡せばいいので、慶弔金を送る側が礼節を欠く心配もない。

現金を扱う必要がないため安全性も担保でき、リストの自動作成に代表されるように、新郎新婦や遺族の作業負担も軽減できる。これらの負担軽減が実現すれば、施設側にとっても他社との差別化につながる。前述の「式典管理装置―」の強みをそのまま引き継ぐものだ。

加えて妹尾社長は「今回の特許は冠婚葬祭に限らず、一般のパーティーでも活用できる」と語る。参加者に事前にチケットが配られる形式のパーティーにおいて、そのチケットにQRコードを印字しておき、受付時にキャッシュレス決済と前述のような動画コンテンツを組み合わせるなどすれば、他にはない趣向を凝らしたものができるだろう。妹尾社長は既に、スマホ決済サービスの㈱コモニー(福岡市、藤原秀司社長)に協力。コモニーは今後、同特許の冠婚葬祭業界での広い活用を目指し、業界内企業との連携も視野に入れる。

キャッシュレス時代に、従来の慣習とを融合させた慶弔金受け渡しの新しい文化が生まれようとしている。

 

(https://takamitsu.com/)