EXECUTIVE BLOG
2019.9.20
高光産業株式会社 妹尾八郎です。
昨日は落語の話でした。
落語家になるためには まず 師匠の弟子になることを
書きました。
弟子になってからの生活は 普通の方には耐えられないでしょうね
この世界には働き方改革なんて通用しません
本当に住み込みで 24時間師匠に接しながら 芸を盗んでいく世界だと思います。
今や 世間は 働き方改革やらで キツイ仕事は敬遠され 個人の意思が尊重される時代です。
昔は 丁稚奉公なんて言葉も合ったり 新入りなんて人間扱いされてませんでした。
しかし それを歯を食いしばって耐えて頑張りぬいた方が成功してるのです。
私の東京事務所の隣に クリーニング屋さんがあるのですが
そこの大将は 現在77歳なんだそうです
朝早くから作業服姿で仕事をして遅くまで洗濯物の集荷や配達までしてます。
いちど 若い人の話になったときに
彼が言うには 最近のものは 我慢できないのが多いよねと
集荷に行く先の会社の人の話では 時間通りきて時間通り帰り
仕事を買って出るなんて意欲出す人が居なくなったと嘆いていたと
話をしていました。
この大将の話を聞いてみると
彼は 昭和30年頃新潟から 集団就職で上野に到着して
そこで 待っていた大人から連れていかれた先が 風呂屋で
15歳からそこで 住み込みで休みなく働いていたそうです。
しかし その後
どれくらいの苦労をしてどれだけ働いたのでしょうか
今 単にクリーニングの受付業を細々といしているのかと思いきや
場所は秋葉原から近い場所ですが
店舗の周りのマンション三棟を所有して貸しているそうなんです。
人は見かけによらぬと言いますが
マンション3棟から家賃も入り 悠々自適でしょうが
早朝から洗濯物の集荷受付配達をしているのです。
この大将と話をよくするのですが
本当に 最近の連中は すぐあそこが痛いとか 休日出勤とかはもってのほか
と言うが 信じられないなと言うのです。
これは 私も同感ですが
今は モーレツ社員が称えられる時代ではないのですね
最近の宣伝でも 営業マンは足が命 なんて 古い と言う
CMが頻繁に流れてます。
いかに ITを駆使して効率よく仕事をするかが求められる時代なんですね。
そうは言え 私も古いタイプの人間です
いまだに 営業は足で稼ぐものと実践しているのです。
丁稚奉公や弟子修行なんて 最近の方からしたら信じられない事でしょうね
それで 今回の話なんですが
私の学生時代は まさに丁稚奉公 弟子修行の連続でした
その話は
又 明日に続く。