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社長&顧問ブログ

2020.12.15

仇討は就活の為??

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日は 忠臣蔵 赤穂浪士討ち入りの日でした

 

多くの日本人が知っている話で

憎き吉良を 志士たちが討取る話で  

弱い者いじめをした意地悪爺さんを最後に殺して

恨みを果たす話です

 

殆どの方が ザマ見ろと思って拍手喝采となる

浄瑠璃やら演劇 そして映画でありテレビドラマで

結末はわかっているのだが 見てしまう物語です

 

似たような話では 水戸黄門も同じですよね

日本人は勧善懲悪話が好きなのだと思います。

それで

昨日からの続きに進まなければなりませんが

 

赤穂浪士たちは 本当に殿の恨みを果たすために討ち入りを

したのか? と言う説は 本当は間違いでは? とも言われているのです。

 

物語としては その方が 正義感もあるし面白いのですが、、

 

先日からの太平洋戦争の話にも出て来る特攻隊、

自らを犠牲にして敵艦に体当たりするのですが

映画では 天皇陛下万歳と言って 飛び込むのですが

 

多くの生き残りや知人から聞く話では 殆どが「お母さん!」 と言いながら

体当たりしてたと聞くのです。

それが 本来の姿であると思います

生身の人間が自ら突っ込むのは怖いです。

しかし 怖がって出撃したとの話が残ると 国に残っている家族にも非が

及ぶので 出撃は嫌だとか言えなかったと言うのが真実だと思うのです。

 

愛する者の為に と言うのは美談であって 

断りようが無かった逃げ出すことが出来なかったと言うのが本当ではと思うのです。

そう考えると

今回の話の 忠臣蔵も 浪士達は 本当に 殿の仇討と思っていたのだろうか?

と疑っても不自然ではないのではとも考えられるのです

 

もしかしたら うちの馬鹿殿が 江戸城での作法も覚えきれなくて それを注意した

吉良殿に切りかかるものだから 即刻切腹させられ そのせいで 藩は取り潰しにあい

自分達は家族もいるのに 明日からの生活が出来なくなったじゃないか

もし 部下を思う気持ちがあるのであれば あそこで我慢してくれたら 安泰に過ごせたのにと不満だらけだったかもしれません

しかし 不満だけを言ってても仕方がないのです 家族からは お父さん 明日から

あたしたちはどうするの?と毎日のように家族から詰問されたかもしれません。

 

今であれば 社長が博打狂いで会社を潰してしまうことで、路頭に迷う社員が考えることは

賭場に仕返しをするのではなく まず自分の再就職先を考えるのではと思うのです。

 

それで 忠臣蔵の浪士達も 自分たちの食い扶持を探すことをまず考えたと思うのです

浪士と言えども元々は武士ですから 武士の身分で雇ってくれる殿様を探さなくてはなりません

 

これも今であれば 履歴書を持って色々な会社を回り 実力を知ってもらい雇ってもらうのですが

元禄時代では 履歴書に代わるものが必要でした。

 

そこで 考えたのが仇討だったのです。

そうです。

仇討することが就活に繋がる履歴書だと考えれば良いのです。

あだ討ちに成功すると、「世間の大きな話題」になります。

しかも、当時このような行いは公的に認められた「権利」でもあり、

殺人罪にはなりませんでした。

 

実際、大石らは事件後、一貫して自分たちの行動を「あだ討ち」であると主張しつづけました。

吉良邸討ち入りの後、本所から浅野長矩の墓のある泉岳寺までの9キロもの道のりを堂々とパレードします。

それも、世間に向けて「あだ討ち」を印象づけるための「意図的演出」だったとすれば納得がいきます。

 

「就活的なあだ討ち」等 有ったのかと思う方が居るかもしれませんが

それがあったのです。

江戸時代、あだ討ちは100件を超えるほどの事例があり、

成功すれば人々から絶大な賞賛を受け、身分が武士であれば「再仕官」の口が引く手あまたでしたから

彼らも同じ事を行いどこかに再就職しようと考えていたのではと思うのです。

 

その事例として赤穂事件の約30年前に宇都宮藩で起きた

「浄瑠璃坂のあだ討ち」では、「忠臣蔵」の事件とほぼ同じような経過で早朝に徒党を組んで押し入り、この者たちはいったんは流罪になりますが、

のちに赦されてほとんどが再仕官に成功していますし

赤穂義士による討ち入りの前年にあった「亀山のあだ討ち」では、

あだ討ちに成功した兄弟の仕官先を探そうと、

江戸の北町奉行が奔走したこともあったのです。

 

浪士らはこれらの事例を「模倣」して

自分たちも「より良い待遇での再仕官」を実現しようと、

最もアピール度の高い「あだ討ち」を選んだと考えられるのではと思うのです。

 

そんな馬鹿な事があるかと言う方もいるかと思います

それが証拠に 結局彼らは 切腹させられたではないかと

再就職どころか命まで落としてしまっただろと

 

これで切腹などさせられる等きっと彼らは思いもよらなかったと思います

 

しかし 何故??

 

またまたそこには 理不尽な事が!!

 

それは

 

明日に続く、、。

 

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