EXECUTIVE BLOG
2021.2.9
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
昨日は 私が物流業界に入って それまでの常識を覆すような
ビジネスモデルを構築した話でした。
常識を覆すような新しい取組をする時は 周りからは理解されず
協力をなかなか得られないものです。
先日書かせて頂いた ナポレオンや フランス革命のきっかけを作った一人の夫人の
活動 音楽ではそれまでの常識を覆すような作曲を行ったベートーベン
絵画の世界では印象派と呼ばれる人たちは 当初誰からも見向きもされず協力も
得られなかったのです。
しかし かっこたる信念と情熱があったのでやがて周りを動かすようになったのだと
思うのです。
もし 途中で挫けていたらその後の成功は無かったと思います。
今から相当昔になりますが 昭和56年に物流業界に入った時に行った
数々の改革は当時は最初まったく受け入れられませんでした
が
先人と同じく 強い信念を持って 人が理解するまでは率先垂範してました。
人に指示をするのは簡単ですが それだけでは 相手はやらせ感しか感じず
仕事をするので 効率も悪くなります。
先ず 自分でやってみせてこのような効果があるのだという事を証明しなければ
なかなか人はついて来ませんね、
当時は若かったこともあり がむしゃらに行動出来ていました。
私の名刺をご覧になった方はご存知だと思いますが
社名の上に 通常だと 運送業とか倉庫業とかを 入れる場合が多いのですが、
私は 情報物流倉庫業と 冠を載せていたのです。
昭和56年と言えば 1981年ですから IT時代に入る遥か前の事です。
今では 情報産業とか 情報の大切さを殆どの企業が必要で大切なものと
感じていますが
当時は ポケベルも 携帯も無い時代です ようやく ファックスがあるくらいでした
ある事務機メーカーが面白いものを開発したから見に来なさいと誘われたので
行ってみると デスク位の大きさの上に旧式のテレビが乗っている感じの事務機を
見せられたことがあったのです。
一体なんだろうと思って見ていると
キーボードのようなものがあり そこで 文字を打ち込むと 書いたものが紙に印字されて
出てきたのです。
今では笑い話でしょうが
この大きな機械がワープロの初期版だったのです。
現在ではワープロさえ見かけず パソコンになっているのですから驚きですよね、
しかし 当時はそういうアナログ時代でしたので
情報と言う言葉は世の中には出回っていませんでした
では 何故当時 情報流通倉庫業という冠を考えたのか?
20年後の世界が見えていたのか??
それは、、
明日に続く、、。